モビールとは？保育士が簡単に手作りできるアイディア特集

保育園でよく見かける「モビール」には、どんな意味があるか知っていますか？お部屋を華やかに彩るインテリアとしての役割以外にも、モビールは乳幼児にさまざまな影響を与えています。そこで今回は、モビールの役割や保育士ができる手作りアイディアをご紹介します。

モビールとは？

モビールとは、天井から吊るす天秤のような形を組み合わせた飾りのことです。窓から入ってくる風やエアコンの風を受けて、バランスを取りながらフワフワ揺れる様子を楽しむおもちゃです。

保育園では、カラフルな物を使用して乳幼児の視覚や脳の発達を促す効果も期待できます。ねんね期の赤ちゃんも、フワフワ動くモビールに興味津々！赤ちゃんの好奇心を刺激しながら楽しませることができます。

また、色とりどりで温かみのある素材を使用すれば保育室全体の雰囲気を明るく彩ることができます。

保育士が手作りするモビールの基本

モビールにはさまざまな形や素材のものがあります。しかし、保育園では子どもの安全が最優先です。そのため、万が一落ちてくることがあっても危険のない素材を選ぶことが基本となります。

天井に貼り付ける際は、重すぎるフックや金具を使用せず、セロハンテープなど軽くて危険のないものを選びましょう。そのほか、保育園でのモビールで使用する基本的なアイテムは以下の通りです。

• セロハンテープ
• スズランテープ
• 毛糸
• タコ糸
• ストロー
• 画用紙
• 折り紙
• フェルト

保育士が手作りするモビールのアイディア

モビールは市販のものもありますが、保育士の手作りモビールであれば、より温かみを感じることができます。ここからは、簡単に真似できるモビールのアイディアをご紹介します。

季節に合わせたモビール

モビールを季節に合わせて交換することで、子ども達に季節の移り変わりを感じてもらえます。春には桜の花びらが揺れる様子を、梅雨にはしずく型の画用紙を散りばめて揺らしても良いでしょう。

夏には魚やスイカ、おばけなどを涼しげに装飾。秋には旬の果物を並べたり、紅葉した葉っぱを画用紙で表現して吊り下げるのがおすすめです。また、冬には雪だるまや雪の結晶を飾ると、より季節を感じられます。

行事に合わせたモビール

季節に合わせたモビールのアイディアとは別に、行事に合わせたモビールもおすすめです。お部屋の壁面を交換する感覚で取り組んでも良いでしょう。

桃の節句に合わせて吊るし雛や、端午の節句に合わせた鯉のぼりのモビール。七夕飾りのように織姫や彦星、星や天の川をイメージしたものや、かぼちゃやオバケなどを配置したハロウィン風のモビールも可愛いですね。

夏の花火をイメージしたものや、クリスマスカラーの赤や緑を意識したモビールもおすすめです。キレイに保管しておけば、行事ごとに毎年使い回すことも可能です。

ずっと使える動物モビール

動物のモビールは、子ども達に大人気です！ずっと使えるようにフェルトに綿を入れて立体的に作るのがおすすめです。ゾウやキリン、ウサギやくまなどカラフルな動物を選んで配置することで子ども達の興味を惹きつけられます。

足が長い動物や耳が長い動物は、その部分だけ垂れるように製作することで、風になびいたときに動きが出るので試してみてくださいね。

ずっと使えるカラフルボールモビール

お部屋の雰囲気を明るくしたり、赤ちゃんの好奇心を刺激したりするためには、とにかくカラフルなモビールがピッタリです。

そこで、カラフルな毛糸を使ってボンボンを作成したり、お花紙でボールを作成したりして吊り下げるのがおすすめです。なるべくたくさんの色を使用するのがポイントです。

ずっと使える素材を楽しむモビール

モビールは、形だけでなくその素材感を楽しむことも大切です。例えば、輝くオーロラの折り紙を使えば、光が差し込む度にキラキラ！セロハンの折り紙を使えば、透けたカラーが揺れてとても綺麗に見えます。

ほかにも、何本かのビニールテープを吊り下げておくだけでも、風になびく様子を楽しむことができますよ。キラキラした素材のものを吊り下げるだけなら、すぐにできるので試してみてくださいね。

まとめ

今回は、保育園で飾るモビールの役割や基本の注意点、さまざまなアイディアをご紹介しました。カラフルなモビールが風に揺れてフワフワ動く姿は、子ども達だけでなく保育士の心も癒してくれます。

また、保育室に訪れた保護者のお仕事で疲れた心にもピッタリです。乳幼児は、カラフルなものや動くものに興味津々になります。そのため、慣らし保育の時期やクラス替えの直後にはモビールで楽しい雰囲気を演出してあげてくださいね。