保育士が知っておきたい
チック症の子どもへの対応方法とは?

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ここでは、保育士さんが知っておきたい、チック症の子どもへの対応方法を紹介していきます。チック症とはどのような症状なのか、ピンと来ない保育士さんは下記を参考に対応してみてください。

チック症

チック症とは?

チック症には、音声チック・運動チックの2つがあります。それぞれ、音声チックも運動チックも、単純性・複雑性の2パターンが存在するので、下記に当てはまる園児がいないか注意深く観察してください。

音声チックの症状

単純性音声チックの症状としては、鼻ならしや咳払いがあげられます。ウッなどの声が繰り返し出たり、フンフンといった鼻を鳴らしたりする行為が目立ちます。複雑性音声チックには、汚い言葉を発言したり、おうむ返ししたりするケースが見られるので、気をつけて様子を見守りましょう。

運動チックの症状

単純性運動チックの症状としては、瞬き・首振り・顔をしかめる・肩をすくめる・横目・白目・目を回すなどの動きが当てはまります。複雑性運動チックとしては、飛び上がる行為・やたらと物に触る行為などが該当するでしょう。

故意の行動と間違えやすいので注意

複雑性チックは複数の症状が一度に現れるケースが多く、一見すると故意に行動しているかのように見えます。ただし、チック症は本人に悪気がある訳ではないので、継続して観察することが大事です。見分けが付かない場合は他の保育士に相談し、医師の判断を仰ぐと安心できるでしょう。

子どもの頃に発生しやすい症状

チック症は、10人に1~2人の割合で起こると言われていて、多くの人が経験している症状です。特に4歳以降の子どもに多く見られ、成長するともに症状が緩和することが多いでしょう。女の子よりも男の子がなりやすく、3対1の割合で男の子が多いといわれています。

一過性でない慢性チック症もある

チック症を発症しても多くは成長とともに緩和しますが、なかには1年以上も症状が持続する場合があります。慢性的に症状が続く場合は、トゥレット症候群と呼ばれ、薬物治療で生活に支障がないように調整することになります。生活に支障が出なければ、そのまま経過をみるケースも多いため、必要以上に心配し過ぎないことが大事です。

チック症が起こる原因とは?

原因は現在不明です。神経学的な観点から捉えられることが多く、大脳皮質や大脳辺縁系なども関係しているのではないかとも考えられていますが、原因を言い切ることはできません。ただ、疲労・緊張・ストレス・発熱などで症状が悪化するリスクがあるため、必要以上に保護者に不安を与えないようにしてください。保護者が気にするほど子どもにストレスがかかり、症状が悪化する恐れがあるのです。

チック症はストレスを減らす環境づくりが大切

チック症は大人が気にし過ぎないことが大切で、普段通りの生活をさせるのが大切なポイントといえます。ただし、複雑性チックを発症していて、問題行動が多く見られる場合は、保護者の協力を仰ぐ必要があるでしょう。専門医にみてもらい、適切な対処をしてもらうことで、生活に支障がない程度まで調整できる可能性もあります。

チック症は故意ではないので叱らないようにする

チック症は、子どもが故意にやっている訳ではありません。症状に対して影口を叩いたり、叱ったりしないように気をつけてください。また、生活に支障が出ている時や、症状が原因で他の子どもと上手く関係性を築けない時は、保護者や他の保育士に相談してみるのも手です。治療で症状を緩和できるケースもあるため、何が子どもにとってベストな選択なのかを話し合う必要があるでしょう。

日中の活動量を増やして睡眠リズムをと整える

チック症を予防するには、日中の活動量を多くし、睡眠リズムを整えることが大切だといわれています。また、歩行をきちんできない子もサポートをして、歩かせるようにしましょう。

合併症が見られることも

チック症を発症していると、合併症がみられるケースもあります。小児期の注意欠陥多動性障害(ADHD)・睡眠障害・直立二足歩行ができないといった症状を引き起こす可能性があります。色々な症状がみられる場合は医師の判断を仰ぎましょう。

必要な場面では叱ることも大切

子どもが危険なことをした場合など、注意しなければならない場面では、きちんと叱る必要があります。注意をした直後は、チック症の症状が悪化する恐れがありますが、症状の発現を恐れて注意をためらう必要はありません。

ただし、チック症が悪化すると、保護者の不安を増長するリスクがあるので注意してください。チック症がみられた時点で、保護者に必要な情報を共有しておくと、過度に不安を与える恐れがなくなります。

チック症は長い目で見守る

チック症は、1クラスに1~2人の割合でみられる症状で、誰でも発症するリスクがあります。行為を注意したり、必要以上に心配したりするのは、ストレスを与える要因となるので止めましょう。成長とともに緩和する子どもが多いので、長い目で見守ることが大切です。

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