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ここでは、子どもの自主性を育てる保育について紹介していきます。保育士さんは、ぜひ参考にしてみてください。
子どもの自主性を育てる保育とは、「子どもが自ら考えて行動するのを見守る保育」のことです。答えを提示してしまうと、自主性を育てるのは難しいため、長い目で子どもの成長を見守る必要があります。
ここからは、子どもの自主性を育てるコツを紹介していきます。自主性を育てる保育を行う際の参考にしてください。
自主性を育てる保育を行うには、間接的に子どもと関わる保育を心掛けることが大事です。子どもが何かを考えている際に、先回りして手助けをするのではなく見守ります。風船で遊びたいのかな、転がしたいのかもしれないなど、子どもの行動の意味を考えながら見守る保育を行いましょう。子どもが困っている時は、必要に応じてサポートを行います。見守った際に感じた内容は、次に遊ぶ際に活かすと、子どもの自主性を育むのに役立ちます。
自主性を育てるためには、子どもの意見を否定してはいけません。危険な行動や発言をするなど、注意しなければならない時以外は、子どものやってみたいという意欲を大切にします。子どもが自ら考えて実行することを繰り返すうちに自分の意見を尊重してもらえると自信がつくため、自己肯定感も一緒に育めます。
子どもの行動を観察していると、その子の行動の意味に気づけるようになります。たとえば、子どもが爪を噛む仕草をしている場合、いつもしていない子であれば、緊張していることが原因かもしれません。注意する前に行動の意味を考えると、違った声がけができるようになります。「爪を噛んではだめよ」といった声がけではなく、「お水飲もうか」などリラックスできる提案をする方が、子どもは自然と止められるでしょう。自主性を育てるには否定する前に、一人ひとりの子どもの行動の意味を考えることが大切です。
子どもの自主性を育てるには、興味があることを伸ばしてあげるのが大切です。食にしても運動にしても、嫌いなものを無理強いすると、食や運動そのものが嫌いになってしまう危険性があります。成長するにつれ我慢や協調性が育ってくるので、無理強いするのではなく、興味があることに挑戦させるようにしましょう。
子どもの自主性を育てるには、必要以上に援助するのは避けるべきでしょう。安全面を考慮してサポートが要るケースは、すぐに援助する必要があります。しかし、安全性が確保されている遊びをしている場合は、困っていてもすぐに助けず状況を見極めます。少し考えたら自分で解決できるケースもあるため、安易に手助けするのは止めましょう。また、周囲にお友達がいれば助けてくれる可能性もあるので、色々なケースを想定して、必要最低限のサポートに留めることが大事です。
行事でも日常の保育でも、保育士が内容を決めるとスムーズに進められます。しかし、決められた中で取り組ませるだけでは、自主性を育てるのは難しいでしょう。自主性を育てる保育を実施するためにも、子どもに何がしたいかを問いかける必要があります。行事で何をしたいか、今日は何で遊びたいかを子ども達と話し合いながら決めると、協調性を養うことにも繋がります。
子どもの自主性を育む際の注意点を紹介します。子どもの自主性を育む際に不安がある保育士さんは、下記の点に気をつけて取り組んでみましょう。
子どもの自主性を育てると我がままになったり、協調性がなくなったりするのではないかと心配する保育士さんは少なくありません。しかし、自主性を育てることは、我慢を覚えられるほか、協調性を身につけるのにも役立ちます。何をするにも子ども同士で話し合いをしながら決めていくため、お互いに譲り合いながら我慢を覚えていきます。保育士側から一方的に指示するよりも、経験を積む方が、かえって他者と自分について深く考えられるようになるでしょう。
自主性を育てるための保育では、子ども達を見守ることが大切です。とはいえ、見ているだけの保育とは別物なので注意しましょう。子どもが何を考えて行動しているのかを観察し、その時々にあった適切な介助を行ってください。
子ども達に話し合わせると言っても、ただ放置するだけでは話し合いが進みません。状況を見極めて適切なサポートを行いましょう。「みんなは、今日は何がしたいのかな?」、「お外での遊びかな?お部屋での遊びかな?」といった具合に、話し合いが進むように働きかけることが大事です。
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