自主保育のメリット&デメリットを紹介

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就学前の子ども同士を自由に遊ばせる「自主保育」について紹介します。保育士として働いている人も、自主保育について学んでおけば、保護者から質問が出たときも適切な対応ができるでしょう。

自主保育

自主保育とは?

自主保育とは、就学前の子どもがいる家庭同士が集まり、自由に遊ばせる取り組みのことです。規模が大きいところだと代表者が決まっていて、自然の中で遊んだり、食育も積極的に行っていたりします。ただし、保護者同士が集まって行う活動のため、保育士や幼稚園教諭がいる保育園や幼稚園とは環境が大きく異なります。

自主保育のメリット

自主保育のメリットについて解説します。自主保育にはどのようなメリットがあるのか知っておくと、実際に保育を行う際の参考になるでしょう。

1. みんなで過ごすことを強制しない

自主保育のメリットは、子どもにみんなで遊ぶことを強制しなくて済む点です。それぞれが自分のやりたいことをして自由に過ごせるので、自分で決める癖がつきます。誰から提案される訳でもなく、自分で考えて遊べるようになります。

また、自然の中で遊ばせることで、遊具がなくても子どもは自分で考えた遊びを楽しむようになるでしょう。想像力を養えるので、自主保育を選択する家庭は少なくありません。

2. 親子の時間を大切にできる

自主保育では、幼稚園や保育園に比べると親子で過ごす時間が増えます。自主保育を行っている団体の多くは保護者がつきっきりで保育をするか、当番制で代わる代わる保育をするかの2通りに分かれます。

いずれにしても、保護者が保育に時間を割かなければならないので、親子で過ごす時間を増やせるでしょう。子どもの幼少期に、家族と過ごした思い出を作ってあげることができます。

3. ルールを強制しない

自主保育はルールを強制しないので、じっとしているのが苦手な子、他の子に手をあげてしまう子、発達がゆっくりな子が過ごしやすい環境が整っています。幼稚園・保育園・認定こども園は、ある程度決められたルールのもとで生活をしなければなりません。活動的な子やゆっくりと時間をかけて行動する子は、集団生活を強いられる保育施設が合わないケースもあります。

子どもが上手く馴染めず困っている場合は、ルールを強制しない自主保育の方が合う可能性があるでしょう。保育園や幼稚園が合わなくても色々な選択肢があると知っておくと、保護者から寄せられる相談にも適切な回答ができるようになります。

4. 個性を大事にできるので、保護者にとってストレスが少ない

保育園や幼稚園で集団行動するときとは異なり、自主保育では子どもの個性を大切にできます。特に、集団行動では周りと合わせなければいけず、子どもの成長が遅れていたり、手がつけられなかったりすると、不安に感じる保護者は少なくありません。自主保育では周りと合わせられなくても、個性として受け入れてもらえるので、保護者の悩みやストレスが少なくなります。保育方針がないからこそ、柔軟に子育てができるのが魅力的です。

自主保育のデメリット

自主保育にもデメリットは存在します。メリットとデメリットの両方を知っておくと、保護者にも上手くアドバイスできるようになるでしょう。

1. 保護者の負担が大きい

自主保育は子どもの個性や成長を見守れる保育なので、保護者の悩みやストレスが少なくなる一方で、体力的にも経済的にも負担が大きくなります。保護者が保育に参加しなければならず、フルタイムを続けながら参加するのは難しいでしょう。週に何回活動があるかによっても異なりますが、保護者のどちらかが専業主婦(夫)、あるいはパートタイムで働いていないと参加するのは困難だといえます。時間がかかるうえに、収入が減るので経済的にも実現するのは難しいかもしれません。

2. ケガのリスクがある

自主保育で子どもを見ているのは、保育に精通していない保護者達です。参加している子どもの人数が多いほど目が行き届かないリスクが上がり、ケガをする子ども達も出てくるでしょう。保護者自身が参加している時にケガをしたのであれば、ある程度は納得ができるかもしれません。ただ、他の保護者に任せている間に大ケガを負ってしまったときは、責任の所在が曖昧になる恐れがあります。

3. 判断する機会が少なくなる

自主保育は個性を伸ばせる取り組みなので、自主保育が合っている子ども達もいます。ただし、一方で集団生活の中で伸びる子にとっては、成長する機会が少なくなる恐れがあります。集団生活で我慢を覚えたり、協調性を養ったりするのが得意な子もいるため、何があっているかは体験してみないと分からない部分も多いでしょう。

保護者から相談されたときは色々な選択肢を提示してみよう

子どもの保育について、悩んでいる保護者はたくさんいます。保護者から自主保育について相談された際は、頭ごなしに否定するのではなく、色々な可能性を考えて選択肢を提示したいところです。たくさんある選択肢の中から、自分で選んだ道なら保護者も納得しやすいもの。ぜひ、保護者の心に寄り添った保育を提案してみてくださいね。

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