小規模保育園へ転職をしたい

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こちらの記事では、「小規模保育園」について紹介しています。どのような特徴を持つ保育園なのか、また小規模保育園で働くメリット・デメリットなどさまざまな情報をまとめました。さらに、保育士として転職を考える場合にはどのような点に注意すれば良いのかといったことも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

小規模保育園とは

小規模保育園とは「定員6〜19名(C型のみ利用定員は6~9名)」「保育対象0〜2歳児」といった点が特徴の小さな保育園です。小規模保育園の場合は、一般的な認可保育園のように広い保育施設がなくても開設でき、例えばワンフロア間取りで園庭を持たない園も多くあります。その場合の外遊びは近隣の公園などを利用します。

小規模保育園には「A型」「B型」「C型」の3タイプがありますので、どのような違いがあるのかをみていきましょう。

小規模保育園 A型

一般的な認可保育園を小さくしたような施設形態です。認可保育園の人員基準よりも1人多い人員配置になっていることから、きめ細かい保育ができる点が特徴です。また、保育者全員が保育士資格を持ちます(特例として1人までは保健師・看護師可)。

小規模保育園 B型

人員基準はA型と同じですが、全保育者の半数が保育士の資格を持つ形です(特例として1人までは保健師・看護師可)。保育士の資格を持っていない場合にも研修を実施することにより、保育の質を高めています。

小規模保育園 C型

利用定員は6〜9名と定められており、家庭的保育に近い施設形態となっている点が特徴です。また、人員基準は「0~2歳児3人に対し保育者1人」となっており、補助者がいる場合には「0~2歳児5人に対し保育者1人」と定められています。また、C型では、家庭的保育者・補助者が保育にあたります。

小規模保育園で働く上でのメリット・デメリット

小規模保育園の特徴を上記でご紹介したところで、続いて小規模保育園で働くメリットやデメリットについて紹介します。

小規模保育園のメリット

小規模保育園の場合は、一般的な保育園と比較すると配置人数が多いことや保育スペースがあまり広くないことから、ひとりひとりの子供に対して寄り添った保育ができる点がメリットです。さらに、対象となる子どもの年齢から考えると、活発な遊びや激しい運動はほとんどしないため、一般的な保育園と比較すると体力的な負担も少なく済みます

また、保育士ひとりひとりが見る子どもの数が少ないということもあり、事務作業に要する時間もそこまで負担にはなりにくいという点も挙げられます。残業や持ち帰り仕事が全くないとはいえませんが、職員同士が協力して仕事を行うことによって、できる限り業務時間以外の仕事を少なくする努力をしている園が多いようです。

小規模保育園のデメリット

小規模保育園の場合、3歳児以上の保育を経験しにくい点がデメリットとして挙げられます。さらに、あまり大きな行事は行わないことから、仕事に対して物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。

さらに、2歳児までの子どもとはコミュニケーションをとることが難しいため、専門的な知識や経験が必要となります。加えてそれぞれの子どもにとって初めて経験する事が多い時期であるために、発達段階に応じた保育が大切になってきます。その中で、自身の経験不足などでうまく対応できず、悩みを抱えてしまう場合もあるかもしれません。

また、小規模保育園では多くの場合、クラス分けがありません。そのため保育士同士の連携をとりやすいものの、人間関係がもしこじれてしまった場合には解決しづらくなってしまうという点もデメリットです。

小規模保育園の保育士の給料について

小規模保育園の保育士として正社員で働く場合の平均的な給与は、A型とB型の場合およそ「27万円」ほどとされています。ちなみに、保育補助者の場合にはおよそ23万円ほどとなっており、専門的な資格を持っている分高い給与となっています。

また、C型の場合はおよそ「29万円」となっていますが、これは自宅など設備費がかからない場所での保育が可能である点、また保育者が園長兼オーナーであるということなどから、高めの平均給与となっていると考えられます。

小規模保育園に向いている人はどんな人?

では、小規模保育園にはどのような人が向いているといえるのでしょうか。

ひとりひとりの子供をじっくり保育したい人

前述の通り、小規模保育園はひとりひとりの子供に寄り添った保育ができる点が特徴です。きめ細かい保育をしたい、と考えている方は、小規模保育園に向いているといえるでしょう。また大きな行事がないため行事の準備などに時間を取られず、その分余裕を持って子どもたちに接することができます。

0〜2歳児の保育を行いたい人

小規模保育園は、0〜2歳児を対象としている点も特徴です。そのため、この年齢の保育をしたいと考えている方は小規模保育園で働くことを検討してみるのもおすすめです。逆に、幅広い年齢の子どもの保育を経験したい、という場合には小規模保育園は向いていないといえるでしょう。

人間関係が築きやすい職場を希望する人

小規模保育園の場合、職員の数も少ないことから人間関係が築きやすいという特徴もあります。そのため、意思疎通がしやすく良好な人間関係を築きながら仕事をしたいと考えている場合には、小規模保育園で働くことを検討してみるのもおすすめです。

【保育士向け】失敗しない転職活動のために

転職を考える場合には、後から「失敗した」と感じないためにも転職活動は慎重に行いましょう。その中で行っておきたいのが、求人票のみで判断するのではなく、実際に園の見学に足を運んでみること。見学によって、その園はどのような雰囲気なのかを自分の目で確認しておくことが必要になります。

実際に保育の現場を見てみると、職員同士がどのような人間関係なのか、また園の設備や保育の内容、保護者との接し方などさまざまなことがわかります。また、園の見学に行くことで自分が実際に働いた時のイメージも持てるため、その園で働きたいかどうかという点もわかります。

ただし、個人ではなかなか園の見学に行きたいと伝えにくい場合もあるでしょう。その場合には転職エージェントなどの専門家を利用してみるのもひとつの方法です。

まとめ

こちらの記事では、小規模保育園の特徴や給与面、働くメリット・デメリットなどについて紹介してきました。小規模保育園の特徴を踏まえ、「どのような人が向いているか」という点についてもまとめていますので、転職を検討されている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

転職活動を行う際には、自分に合った職場を見つけるのが大切です。ただし、自分ではどのような職場が自分に合っているのかわからないという場合もあるでしょう。そのようなときには転職エージェントを活用するという選択肢もあります。転職エージェントなら、希望を伝えることで自分に合った職場を紹介してくれますので、ぜひ利用を検討してみてください。

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