保育士が知っておくと便利な
色水遊びを紹介！

ここでは、保育士さんが知っておきたい、色水遊びについて紹介します。色水遊びの遊び方を知っておくと、室内保育を行う際に役立ちそうです。

色水遊びとは？

色水遊びとは、その名の通り、水をカラフルに染める遊び方です。子ども達に自由に色んなカラーを混ぜてもらうことで、色彩感覚を養えます。乳幼児期から鮮やかな色に触れると、微妙な色の違いや、色の組み合わせを覚えるのに役立ちます。

色水遊びの遊び方

これより先は、色水遊びの方法をいくつかピックアップして紹介していきます。色水遊びのレパートリーが少なくて困っている保育士さんは、ぜひ子ども達と挑戦してみてください。

1. ペットボトルでシャカシャカ色水遊び

ペットボトルの蓋の内側に絵の具を塗りつけておきます。後は、水を入れたペットボトルをシャカシャカと、子ども達に振ってもらうだけです。内側に着いた絵の具が水と混ざり、色鮮やかな色水ができます。

2. 色水を使ったソーダづくり

コップに少量の食器用洗剤を入れておきます。少し高い位置からコップを目掛けて、ペットボトルでシャカシャカ振って作った色水を注ぎます。勢いよく注ぐと、まるでソーダのようにシュワシュワと泡立つので、ジュース屋さんごっこなどの遊びを楽しめるでしょう。

3. 色水で朝顔をつくる

ペットボトルなどで色水を作った後、コーヒーフィルターに色水を吸わせると、キレイな朝顔がつくれます。朝顔のような色合いを出すには、コーヒーフィルターを折り畳んでから、色水を吸わせるのがおすすめです。コーヒーフィルターを裏返して、2回ほど縦方向に折り、紙が開く側の上部1cm部分に色水を吸わせます。何色か吸わせてもグラデーションになりキレイです。後は他の物に色がうつらないように、新聞紙の上でしっかりと乾かせば出来上がりです。

4. カラーセロハンの虫メガネと色水遊び

厚紙で虫メガネをつくり、ガラス部分に色とりどりのカラーセロハンを貼りつけます。色水を何色かつくり、虫メガネを通して観察すると、色水が他の色に見えます。何色も試すうちに、色を重ねると何色になるかが分かってくるので、色彩感覚を養うための勉強にもなるでしょう。

5. 和紙や障子紙を使った紫陽花

正方形に切った和紙・障子紙・半紙などを折り畳んで、ピンクや青の色水を吸わせます。乾かした紙を密集して貼り付けると、ピンクや青の紫陽花がつくれます。華やかなので、壁画としても重宝します。

6. 花や葉っぱで色水遊び

園児に摘んでもらった花や葉っぱで、色水をつくることができます。すり鉢で花や葉っぱをすりつぶし、水と混ぜ合わせます。色の濃い花や葉っぱだと、色鮮やかな水になるため、変化を楽しみやすいでしょう。

7. 紫キャベツの色水遊び

紫キャベツを茹でると、紫の色水が出来上がります。出来上がった紫の色水に、レモン汁・石鹸水・重曹・お酢などを垂らすと、酸性やアルカリ性に変わって色が変化します。色の変化を楽しめるので、子ども達も飽きずに挑戦できるでしょう。

8. 色水を使ってカラフルな植物をつくる

植物の付け根や茎にカッターナイフで切れ込みを入れて置き、作った色水に切り込みを入れた部分を浸します。時間が経過するごとに色が変化するので、次の日まで楽しむことができます。茎にいくつもの切れ込みを入れて、それぞれ先端を違う色水に入れると、カラフルな植物をつくれます。

9. 玉ねぎの皮を使った色水遊び

玉ねぎの皮を50g、水を500ml用意して、お鍋でグツグツと煮込みます。真っ赤な色水ができるので、ガーゼや半紙を染めて遊びます。手間はかかりますが、野菜を使うことで食育にもなるため、挑戦する人も多い遊び方です。

色水遊びの注意点

ここからは、色水遊びで注意したいポイントをいくつか紹介していきます。遊ぶときは、十分に注意して遊ぶようにしてください。

1. 絵の具・洗剤・石鹸を使うときは口に入れないように注意

野菜や食紅を使った色水遊びなら口に入れても危険性はないですが、絵の具・洗剤・石鹸などを使うときは注意しましょう。特に、色水を使ったソーダをつくるときは、本物のソーダのような仕上がりになるので、誤って飲まないように見守る必要があります。

2. 汚れても良い恰好で挑戦する

色水遊びは服や手が汚れるので、汚れても良い恰好で挑戦しましょう。事前に保護者に伝えて、汚れても良い服装を用意してもらうと、後片付けの手間が少なくなります。また、園庭がある場合は、室外で色水遊びを楽しむ方が後片付けは楽になります。

色水遊びで色の変化を楽しもう！

色水遊びは子ども達から人気があるので、時間があるときに取り入れたい遊びの一つです。色の変化を楽しむうちに色彩感覚も養えます。また、野菜を使った色水遊びを実践すれば、野菜嫌いの子にも興味を持ってもらえるでしょう。食育にもなるので、様々な方法で色水遊びを楽しんでみてください。