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こちらのページでは、男性保育士が抱えがちな悩みや、転職事情などを紹介しています。男性保育士はどのような理由で転職を考えるのか、そして自分に合った職場を見つけるためのおすすめの方法をまとめていますので、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
男性の保育士の方は、どのような点で転職を考えるのでしょうか。ここでは、転職理由として考えられるものをご紹介します。
かつて話題にもなったように、保護者からの理不尽なクレームにより、転職を考えるというケースもあるでしょう。例えば、男性保育士に対して「抱っこさせないでほしい」「オムツ替えをしないでほしい」「一緒にプールに入って欲しくない」といったクレームが寄せられることもあるようです。このようなクレームを受けて、園側が男性保育士に対して業務を制限するといったケースもあります。このように、専門職として働いているにも関わらず、偏見によるクレームが原因で離職を考える方もいます。
この問題については、男性か・女性かといった性別で見るのではなく、国家資格を持つ専門職として保育に当たっているという保護者側の認識や、保育士と保護者との信頼関係構築が大切になってくると考えられます。
もともと女性が多かった職場に男性が入ることにより、同僚である女性の保育士もどのようにチームを組んで仕事を進めていけばよいかわからなくなってしまう、といったケースもあるようです。
そのため、本来同じクラスを担任する保育士同士としてうまくやっていかなければならないにも関わらず、関係がギクシャクしてしまい仕事がうまく進められなくなることで居心地の悪さを感じてしまうこともあります。この部分については、それぞれの保育士が職場内でもうまく人間関係が作れるように対応していく必要があるといえるのではないでしょうか。
一般的には、男性保育士の場合他の同年代の人と比較すると年収が少なめになってしまう傾向があります。しかし園側の立場とすると、男性と女性で給与を変えられないという現状もあります。そのため、同年代と比較をした時に年収の低さがネックとなり、離職を考えるというケースも多いでしょう。
この問題については、場合によっては特別な仕事を任せることによって給与に上乗せをするといった対応を行っている園もあるようです。しかし、将来的に結婚をして家族を持ちたいと考えている場合には、共働きや副業などについても検討する必要があるかもしれません。
続いて、保育士の転職事情をみてみましょう。ここでは保育士の離職率や転職する上ではどのような点をチェックするのが良いのかといった点についてまとめました。
令和2年4月1日における保育士登録者数は、男性82,330人、女性1,583,219人で、合計1,665,549人となっています。男性保育士の数は平成26年の54,423人と比較するとおよそ1.5倍に増加しています。
ここで、保育士の離職率について見てみると、平成27年に厚生労働省により発表された調査結果によると、常勤保育士の離職率は「10.3%」。これは、1年間で10人に1人の保育士が離職しているという計算になります。ちなみに、他の職種と比較をした場合でも、保育士の離職率は高い傾向があります。
また、公立保育園と私立保育園の離職率にも差があり、公立保育園の離職率は「7.1%」、私立保育園の離職率は「12.0%」となっています。これは、公立保育園の場合は公務員という立場であり、待遇が手厚いことが関係していると考えられます。
対して、私立保育園の場合の待遇は園によって異なるため、その差に不満を感じた場合には退職を検討することもあるでしょう。例えば社会保険制度や福利厚生制度が整っていない、有給休暇が取りにくい、昇給がないなど、様々な面に対して不満を感じる場合には、他の園に移りたい・他の職種にチャレンジしてみたいと考える方もいるのではないでしょうか。
実際に転職を考える場合には、その園では福利厚生などの制度が整えられているのかを確認すると良いでしょう。しっかりとした待遇が受けられるところであれば、長く仕事を続けたいと考えるきっかけにもなるはずです。
また、保育士として保育園や保育所に勤務する他にも、幼稚園教諭や企業内の保育園、託児所など保育士の資格を持っていることで活躍できる場はたくさんありますので、広い目で見て子どもと関われる仕事を探してみると良いでしょう。
男性の保育士が転職を考える理由としては「保護者からのクレーム」や「同僚との関係」「収入の低さ」といった点が関係していると考えられます。また、他の園との待遇の差に不満を持つことによって転職を検討する場合もあるでしょう。
転職を考える上では、自分に合った職場を見つけるという点が大切です。自分はどのような働き方をしたいのか、給与や福利厚生などどのような条件を求めているのかといった点をじっくりと考えながら、長く働ける職場を探すことがおすすめです。
また、自分に合う職場を探す上では、転職エージェントを活用するのもひとつの手です。保育士専門の転職エージェントなら、希望を伝えることによってあなたに合った保育園を紹介してくれますので、ぜひ利用を検討してみてください。
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