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子どもが話を聞いてくれない、と困っている保育士さんは少なくありません。では、一体なぜ子ども話を聞いてくれないのでしょうか。ここでは、子どもが話を聞いてくれない本当の理由と、対処方法を紹介していきます。困っている保育士さんは、ぜひ下記の内容を参考にしてみてください。
ここからは、子どもが話を聞いてくれない理由について、いくつか紹介していきます。子どもの気持ちを知っておくと、少しでも気持ちが楽になりますよ。
実は、子どもは、話を聞いていないわけではありません。興味が長続きしないので、話を聞いていないように見えてしまうのです。ほんの少しのことで満足してしまうため、長い話は聞くことが難しいといえます。
多くの子どもは、数十秒も話したら満足してしまいます。飽きてしまっていると感じたときは、話の切り口を変えてみてください。同じトーンで淡々と話すのではなく、数十秒ごとにトーンや口調を変えて話すだけでも、子どもの興味を維持できるようになります。
じっとしていられない子どもは、話を聞けないのではありません。本来、子どもは動くものや音が出るものが好きで、興味がそれてしまうのは仕方のないことです。子どもがじっとしていられないなら、動きや音を取り入れて興味を持たせるのがおすすめです。
話を聞いて分かった子には拍手をさせたり、足踏みさせたりと、子どもが好きな要素を取り入れるだけでも話を聞いてもらえるようになります。
男の子か女の子かで大きな違いがありますが、特に男の子は強いものや冒険が大好きです。他の子を叩いたり、危険なことをしたりするのは、悪い事だと認識していません。悪いと思っていない事を、いきなり叱られると怖くなって、それ以上考えられなくなってしまいます。強いものや冒険を好きだという自分自身を、否定された気持ちになってしまうでしょう。注意するときは、穏やかなトーンで具体的に何が悪かったのかを言い聞かせるようにします。子どものうちは目に入ってくる情報量が多すぎて、中々覚えきれないもの。10回伝えて1回実践できればOKという風に基準を緩くして、長い目で見守ることが大事です。
大人でも欲しいものを我慢するのは大変です。子どもは成長途中なので、もっと我慢をするのは大変だといえます。子どもはほんのちょっとのことで満足するため、我がままだとシャットアウトする前に、少しだけ付き合ってあげるようにしましょう。
話を聞かずに走り回ってしまう子なら、少し走らせてあげれば満足します。長く付き合い続ける必要はないので、「先生のところまで走って来てね」と、子どもの気持ちを尊重しつつも話を聞かせる状態へと誘導します。「先生のところに来てくれたね、偉い!」とほめてあげれば、次からも話をするときは来てくれるでしょう。
話始めると、色々なものを触り出す癖がある子は少なくありません。何でも触って確かめたくなる年頃なだけで、話を聞きたくないから手元に集中している訳ではないのです。触って確かめたくなる子には、触らせてしまうのが手っ取り早いでしょう。
話をする際に、あえて使うものを触らせて、子どもの好奇心を満たしてあげます。たとえば、工作をする時間なら、「○○を作るので、まずは△△を触ってみてね。ツルツルしているね。ツルツルしている部分を折ってみよう」など、説明に触る工程を取り入れます。子どもの特性を知っておくと、必要以上にイライラしなくなりますよ。
ここからは、子どもが言うことを聞いてくれない時の対処法を紹介していきます。ぜひ保育に取り入れて、少しでも負担を軽くしてみてください。
全部否定された子どもは泣いてしまい、それ以上何も話を聞いてくれなくなります。あれやって、これやってと頼まれたときは、聞いてあげるフリをするのが良いでしょう。ほんの10秒ほど付き合ってあげるだけで、子どもは嘘のように満足してしまいます。
抱っこしてといわれたら10秒ぎゅっとする、もっと遊びたいと言われたら10秒だけ待ってあげるなど、付き合っている姿勢を見せるだけでも印象は変わります。
脅しの言葉をかけられた子どもは、一瞬は言うことを聞いたかのようにみえます。ただ、それは萎縮して言うことを聞いたように見えるだけで、次からも同じことを繰り返します。さらに、何度も脅されるうちに慣れてしまうので、言うことを聞かなくなったかのように見えてしまうでしょう。
すると、どんどん叱り方はヒートアップし、虐待へと発展してしまいます。叱るときは、脅しの言葉よりも、まずは褒め言葉からかけてください。褒めたうえで、こうするともっと良いねと具体的なアドバイスを送ります。
2~4歳にかけては、子育ての中でも特に大変な時期だといえます。話を聞かないのは子どものせいでも、保育士のせいでもありません。話を聞かないと捉えるのではなく、他の物に集中する年頃だと考えて、話の切り口を変えてみてはいかがでしょうか。
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