保育士が知っておきたい
子どもが奇声をあげる理由と対処方法

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ここでは、子どもが奇声をあげる理由と、対処方法について紹介していきます。保育士さんが知っておきたい情報をまとめて解説しているので、日々の保育に役立ててください。

奇声

子どもが奇声をあげる理由は何?

これより先は、子どもが奇声をあげる理由について解説していきます。奇声をあげる理由が分からず、手をつけられずに困っている保育士さんは必見です。

1. 脳が未発達で我慢できない

特に、イヤイヤ期までの子どもは、脳が未発達なので我慢ができません。我慢をする前頭前野の働きが弱いため、我慢ができるできない以前の問題だといえます。前頭前野が発達していない子どもは欲求を我慢できないので、気に入らないことがあると、奇声をあげてうったえかけてくるでしょう。わざと奇声をあげている訳ではないので、イヤイヤ期が過ぎるまでは温かく見守る必要があります。

興奮して奇声をあげるのも我慢できないのが理由

興奮してキー、キャー、ギャーと奇声をあげ続ける子もいますが、これも抑制する脳の働きが弱く、テンションを下げにくいことが原因で起こります。言い聞かせて改善できるものでもないため、落ち着かせられる環境をつくりましょう。

2. 人見知りで恐怖を感じている

生後半年以降の子どもは、徐々に人見知りをしていきます。身近な人以外にも関心を持つようになってくる分、他の人に恐怖を抱いてしまうのです。母親や父親以外が多く集まる場所で奇声をあげてしまうのは、恐怖を感じていることも要因としてあげられます。恐怖を感じさせないように接すると、安心して登園できるでしょう。

3. 注目を集めたい

突然奇声を発して嬉しそうにしているのは、言葉が上手く話せない段階の子どもに多くみられます。奇声を発して喜んでいる子どもは、注目を集めたくてあえて大きな声を出している可能性が高いといえます。奇声を発した時は、子どもの表情に注目してみてくださいね。

4. 不快症状を感じている

子ども達のなかには、繊細な感覚を持っている子もいます。聴覚過敏・触覚過敏・味覚過敏・嗅覚過敏・平衡感覚過敏など、一見すると他の子と見分けが付かないため、発見するのが遅れるケースは少なくありません。音・触覚・味・臭い・揺れといった具合に、子どもが何かが原因で不快症状を感じている可能性もあります。イヤイヤ期を過ぎても頻繁に奇声をあげるようなら、一度他の保育士や医師に相談してみることが大切です。

子どもが奇声をあげたときの対処法

ここからは、子どもが奇声をあげたときの対処法を紹介していきます。イヤイヤ期までの子どもが頻繁に奇声をあげるのはよくあることですが、イヤイヤ期が終了しても頻繁に声をあげるようなら注意深く見守りましょう。

1. 子どもに分かりやすいルールを決める

子どもが奇声をあげるときは、分かりやすいルールをつくることが大事です。先生が手を上げている間は聞き役になる、先生が「はいどうぞ」と言ったら話してもOKといった具合に、分かりやすいルールを作りましょう。

子どもは大人と違って、覚えられる情報量には限りがあります。この動作をしているときは話してもOK、この動作のときは静かにしましょうという風に、分かりやすくルール化すると、子どもは混乱せずに済みます。

2. 恐怖を与えないように後ろから抱っこする

恐怖を感じて奇声をあげてしまう子には、後ろから抱っこしてみましょう。目を合わせると恐怖心から泣きわめいてしまうので、後ろから抱っこして、保護者とにこやかに話すのがポイントです。保護者と話していると警戒心が薄れるため、恐怖を感じて叫ぶことはなくなるでしょう。

3. 他の方法でも注目を集められることを教える

子どもが奇声をあげて喜んでいるときは、注意するよりも、他の方法でも注目を集められることを教える必要があります。「話したいことがある時は先生って呼んでね」、「言いたいことがある時は、話を聞いてって教えてね」など、他の方法でも話を聞いてもらえると伝えましょう。また、落ち着ける環境をつくり出すのも大事で、奇声をあげている時は静かな空間で気持ちを落ち着かせてあげるようにします。

子どもが奇声をあげたときの注意点

子どもが奇声をあげたときに、怒鳴りつけたり、叱ったりするのはよくありません。恐怖で一時的におさえつけたとしても、我慢をする機能を持つ前頭前野が発達したわけではないため、何度も繰り返し奇声をあげてしまうでしょう。前頭前野の機能を発達させるには、子どもに繰り返し、分かりやすく教えることが大切です。

子どもが奇声をあげるのは成長している証拠

子どもが奇声をあげているからといって、一概に発達に問題があるとは言えません。小さな子ほど前頭前野が発達していないので、我慢できずに奇声を発してしまうのは、仕方がないことだと割り切りましょう。成長段階で誰もが通る道で、わざとではないと知っておくと、必要以上にストレスを溜め込む心配がなくなります。

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