子どもが喧嘩したら保育士がとるべき対応について

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保育の現場において保育士が直面するトラブルの中でも、代表的なものと言えるのが「子ども同士の喧嘩」です。保育園は子どもが初めて集団生活を行う場ですので、子ども同士の喧嘩が起きてしまうのは、必然と言えるかもしれません。そんな時、保育士として子どもの喧嘩にどう対応すべきなのか、戸惑ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

保育園で起きる子どもの喧嘩とは

保育園では同じ年の子どもと集団生活を送るため、どうしても子どもたち同士の喧嘩は起きやすいといえます。保育園には様々な性格の子どもがいるので、喧嘩の原因や理由も様々です。実際に喧嘩に遭遇したら、子どもたちの中に入ってやめさせたくなってしまうものですが、喧嘩は子どもたちが社会生活を学ぶ大切なプロセスでもあります。そのため、保育士がとるべき対応の仕方も、その時の喧嘩の内容に合わせて変えていくことが大切です。

年齢別にみる喧嘩になりやすい要因

乳児期(0歳~2歳前半)までの子どもたちは、まだ自分の気持ちを言葉にして相手に伝えることが上手くできません。順番を守るという概念も身についていない時期なので、おもちゃの取り合いが喧嘩の要因になることが多いそうです。もう少し大きくなった幼児期になると、ルールを守って子供同士で遊ぶことが身についてきます。そのため、遊びの中で「ルールを破った」「約束を破った」などが要因で喧嘩に発展していくことが多くなってくるそうです。

保育士の対処法・喧嘩を見守る

時に子どもの喧嘩は、社会生活を学び子供の成長を促すプロセスの一つとなります。そのため、無理に仲介せず、成り行きを見守ったほうが良いケースというのもあるのです。その見極めの基準となるのが、「子どもが泣いていない」「子ども同士で話し合えている」というポイントです。そうした喧嘩を近くでそっと見守ることは、子どもが自分たちだけで問題を解決する力を身に付けるのに役立つのだそうです。もちろん、話し合いの途中で子どもたちが興奮してきて、喧嘩がエスカレートしてきた場合は、すぐに介入するようにしましょう。また、乳児期の子どもの喧嘩の場合は、まだこうした子供同士の話し合いはできないので、見守る対処法は適していないといえます。

保育士の対処法・喧嘩を止める

子どもの喧嘩の場合、言葉よりも感情が勝ってしまって興奮状態になり、手が出てしまうケースも少なくありません。噛みつき・引っ掻き・叩く・突飛ばすなど、取っ組み合いに発展することも。そうした子供のケガにつながる可能性がある喧嘩が起こった場合は、すぐに介入して子どもたちをお互いの手が届かない位置まで引き離し、喧嘩をやめさせましょう。特に噛みつき癖のある子どもがいた場合、保育士同士でその情報を共有し、注意していく必要があります。また言葉の言い合いで暴言が出た場合や、1対複数の構図で喧嘩になっている場合も、速やかに介入して喧嘩を止めるようにしましょう。

保育士の対処法・平等に子供の話を聞く

子どもの喧嘩を仲裁する場合、保育士の対応で一番大切になるのが、喧嘩している子どもたちの話を平等に聞いてあげることです。例えば1対複数であった場合でも、必ず双方に言い分というものがあります。子どもたちが納得して仲直りができるよう、全員から平等に話を聞いてあげて、子どもの心にモヤモヤが残らないようにしていきましょう。子どもの話を聞く時は、子どもの気持ちに共感を示しながら、感情的にならず優しい口調で話を促していくのが適しています。保育士の落ち着いた口調に、喧嘩で高ぶっていた子どもも落ち着きを取り戻します。そのうえで、「どうして喧嘩になっちゃったのかな?」「○○ちゃんはどんな気持ちだったのかな?」「仲直りするのにはどうしたら良いかな?」など、解決策を子どもが自分で導いていけるよう促していくのも、喧嘩の対処法として大切なポイントになるそうです。

喧嘩で子供がケガ・保育士がすべき保護者への対応

子どもの喧嘩は先に手が出てしまうことも多く、かつ突発的に起こります。そのため、いくら気を付けていても介入が間に合わず、子供がケガをしてしまう場合もあります。その場合、子供のケガの手当はもちろんですが、ケガをした子供・ケガをさせてしまった子供、双方の保護者への対応も重要となります。まずはどんな原因で喧嘩になってしまったのか、詳細に事態の説明をしたうえで、喧嘩を仲裁できなかったことを誠心誠意謝罪しましょう。その時に大事なのが、子どもの悪い点をいうのではなく、子どもの気持ちの違いを強調して伝えるようにすることです。我が子がケガをした、ケガをさせてしまったと、保護者は怒りや申し訳ない気持ちを抱くと思います。喧嘩の理由がわからなければ、その気持ちはさらに大きくなり、保護者同士のわだかまりや保育園に対する不信感にもつながります。そんな事態を避けるためにも、謝罪ときちんと状況説明はとても重要な対応ポイントになるのです。

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