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ここでは、保育士が知っておきたい、公立保育園と私立保育園の違いについて紹介していきます。公立と私立の違いを知って、転職時に役立てくださいね。
公立保育園は、市区町村など各自治体が運営しています。自治体が運営しているので、保育士は地方公務員という位置づけになります。地方公務員は給与が安定しているため、私立よりも給与が高い傾向があるでしょう。
対して、私立保育園は、NPO法人や民間企業などが運営しています。給与はピンキリで、公立保育園よりも高いケースもあります。
ここからは、公立保育園で働くメリットを紹介していきます。メリットを知っておくと、転職時の判断材料になるでしょう。
私立保育園と異なり、公立保育園の多くは広い敷地に建てられています。園庭付きの保育園が多く、少しの空き時間でも子ども達を外で遊ばせることができます。園庭がない保育園では、まとまった時間が取れないと、園児を外で遊ばせるのは難しいものです。その点、公立保育園なら好きなタイミングで、自由に外で遊ばせられるのが魅力的です。
公立保育園は、自治体が研修・管理を行っているため、保育の質が安定しています。独自のルールもないので、保育士にとっては働きやすい環境が整っています。また、私立とは異なり、利益重視で運営している訳ではないため、業務量が調整されているのが大きな魅力だといえるでしょう。無理な業務量を押し付けられる心配がない分、プライベートと仕事を両立しやすいといえます。
公立保育園は給与が安定しているので、長く働き続ける人が多く、ベテラン保育士がたくさんいる傾向があります。なにか困った際に頼れる先輩保育士が多いため、新人保育士にばかり業務が偏る心配がありません。
公立保育園で働くのはメリットばかりではなく、もちろんデメリットも存在します。ここからは、公立保育園で働く際のデメリットをいくつか解説していきます。
公立保育園は、築年数が古い園舎が多く、建て替えの際に民営化される動きが広まっています。建て替えがなくても、業務を効率化させるために民営化するところが増えているので、途中で公立から私立に切り替わる恐れがあります。
公立保育園は地方公務員なので、服務規程が厳しい園が多いといえます。ヘアカラー・メイク・服装について条件が緩和されている私立とは異なり、公立保育園は園児の模範となるような格好が求められます。また、ベテラン保育士が多い分、新たな取り組みを始めるのは難色を示される可能性があるでしょう。
公立保育園はマニュアルをもとに運営されているので、保育内容は先例を踏襲しているケースがほとんどです。保育士が自由に保育内容を設定できる訳ではないため、やりがいを感じにくい人もいます。
私立保育園にも、公立保育園にはない魅力があります。ここからは、私立保育園で働くメリットを紹介していきます。
私立保育園では、未経験者を積極的に採用しているところが多いので、異業種で働いている人やブランクがある人も働きやすい環境が整っています。また、保育士の資格を持っていない人も、保育補助として働ける可能性があるため、転職時のハードルが低いのが大きな魅力だといえるでしょう。
私立保育園は、保育内容の自由度が高いところが多くなっています。保育士の意見が反映されやすいので、やりがいを感じられるでしょう。また、園によって特色があるので、自分の考えと合う保育方針の園に就職すれば、方針で揉める心配もなくストレスも溜まりにくいといえます。
私立保育園は、園によっては公立保育園よりも待遇が良いケースがあります。給与が高くて福利厚生も良ければ、安定した収入を得られるでしょう。昇給率が高いところもあるので、長い目で見ると私立保育園で働くほうが生涯賃金は高い場合もあります。
それでは、最後に私立保育園で働くデメリットについて掘り下げていきます。デメリットも踏まえたうえで、公立・私立のどちらにするか検討してみてくださいね。
私立保育園は、公立保育園と違って利益重視なので、園によっては少ない人数で運営しているところも少なくありません。慢性的な人手不足で、保育士一人当たりの負担が大きくなっている園も存在します。
私立保育園は、給与や待遇が良い園もあれば、給与が低い園もあるので注意が必要です。処遇改善加算で大分改善はされてきているものの、いまだに給与が改善されていない園もあるため、転職先は給与面を考慮して決めたいところです。
私立保育園は、園によって保育の質が大きく異なります。ベテラン保育士が少ない園だと、何かあった時に対処しづらく、保護者からのクレームも上手く処理できない恐れがあります。ベテラン保育士が揃っているから、保育方針がしっかりと定まっているかは、転職前によく確認しておきましょう。
公立保育園も、私立保育園もそれぞれ違う魅力があります。どちらが合っているかは人によって異なるので、興味がある保育士さんは実際に働いてみることをおすすめします。事前に、給与・待遇・職員の顔ぶれをチェックしておくと、入社後のギャップを少なくできますよ。
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