保育士の年間休日はどれくらい?含まれる休みと含まれない休み

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なかなか休みがとれない保育士業。「もっとお休みがほしいな」と思っている保育士さんも多いのではないでしょうか。しかし求人票などでは「年間休日120日!」とアピールしている園もありますね。では、年間休日の平均とはどれくらいなのでしょうか?保育士は平均より少ないか否か。今回は年間休日の数え方や実態、年間休日が多い園の特徴を紹介します。

カレンダー(休日)のイメージ

年間休日の基本的な数え方

一般的に年間休日は110日~120日といわれています。どうやって計算されているのか実際に数え方を紹介しますね。 まず、4月~翌年3月までの1年365日を週で計算すると52週あります。 仮に完全週休2日制だとすると、休日は104日ほどです。 次に約104日に祝日や連休を追加して計算します。子どもの日や天皇誕生日などの祝日、お盆休みや年末年始などがありますね。こうした休日を合わせると、120日前後になる計算です。 ただ、祝日が土日に被ることもあるため、110日程度になる年もあります。

保育士の年間休日数はどのくらい?

一般的な年間休日数が120日前後なのに対し、「保育士の年間休日数はどれくらいなの?」と疑問に感じる人もいるでしょう。 「福祉医療機構」の調査によると、保育士の年間休日数の平均は105日前後。やはり保育士の休日は少ない傾向にあるといえますね。

保育士の年間休日に含まれる休み

年間休日には、含まれる休みと含めてはならない休みがあります。この章では、年間休日に含まれる休みを紹介します。

  • 完全週休2日制
  • 夏季休暇
  • 年末年始

完全週休2日制

「完全週休2日制」と聞いて、誤解している人もいるかもしれませんが、「完全週休2日=土日休み」ではありません。 「週に必ず2日の休暇が与えられる制度」を指します。つまり極端な話、土日出勤しても翌週に2日休みがあれば、週休2日制といえるのです。

完全週休2日制の実態

完全週休2日制をうたっている保育園でも、「実際は休めていない」なんていうケースも珍しくありません。 たとえば、代休予定の日が、運動会のリハーサル日だった場合、休めずに出勤する保育士さんも多いのではないでしょうか。「運動会が終わってから改めて休みをとろう…」と思っても、次の行事が待ち構えているのです。結局休めずに1年が経過してしまったなどということもあります。 パート契約の場合などは、月に1回の土曜出勤を「代休」ではなく「給料」として支払うことで相殺している園もあります。 完全週休2日制をうやむやにせず、しっかり取れる体制の園は、いい保育園といえるかもしれません。

夏季休暇

お盆休みは年間休日に含まれます。13日~15日の3日ほど取れますが、最近はお盆も特別保育を行う保育園が増えてきました。お盆に出勤した場合、違う日に代休を取ることで埋め合わせする園が多いです。なかには、「有給休暇」扱いにする園もあります。

年末年始

年末年始も年間休日です。年末29日または30日~年始3日間ほど休みになる保育園が多いですが、31日まで開園する保育園もあります。院内保育園は「無休」で勤務するところも多く、年間休日日数は少ない傾向にあります。

年間休日に含めてはならない休み

続いて、年間休日に含めてはならない休みを紹介します。

  • 有給休暇
  • 産休・育休
  • 慶弔休暇

有給休暇

有給休暇は年間休日に含まれません。有給休暇が付与される時期や日数は、個人によってそれぞれです。そのため、年間休日には含まれません。

産休・育休

産休・育休は、取らなければならないと法律で決められている休暇です。年間休日には含まれません。もともと休みがとりづらい保育士の環境が追い打ちをかけ、「産休が取りづらくて…」と退職する人も少なくありませんが、取得する権利があるのですから、取得しましょう。

慶弔休暇

慶弔休暇とは、家族や親族の冠婚葬祭時に休める休暇です。有給扱いになる園もあれば、欠勤扱いになるケースもあります。全員が平等に取得するものではないため、年間休日には含まれません。

年間休日が多い園の特徴

年間休日が多い園には、次のような特徴があります。

  • 日曜・祝日は休園している
  • 保育士の人数が足りている
  • 有給休暇の取得率が高い
  • 完全週休2日制

保育士の人数に余裕があり、休日には休園している園が年間休日数が多いです。完全週休2日制も、しっかり振替日に休める体制であれば、年間休日数は多くなります。「自分が休んでも代わりに入れる保育士がいる」環境こそが、年間休日数にも深くかかわってくるといえるのかもしれません。

まとめ

年間休日とは、働いている保育士さん全員が平等に取得できる休みです。年間休日数が多い保育園で働くと、プライベートの時間も確保でき、仕事と両立しやすくなるメリットがあります。プライベートでストレス発散するのは、健康な心身を保つために欠かせないことです。「休みがなくてつらい」と感じているなら、転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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