幼稚園教諭なるには?保育士免許との違いも解説します!

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子どもと関わる仕事に就きたいと考え、幼稚園教諭を目指す人も少なくありません。しかし「どのような手順を踏めば幼稚園教諭になれるのか?」と、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、幼稚園教諭になるための流れについて解説します。

幼稚園教諭とは

幼稚園教諭とは、公立や私立の幼稚園で子ども達に「教育」をおこなう仕事です。幼稚園は文部科学省の管轄で、主に「幼稚園教育要領」に基づいたカリキュラムに沿って教育をおこないます。

ここからは、幼稚園教諭に関するポイントを詳しく解説します。

幼稚園教諭に必要な免許とは

幼稚園教諭として働くためには「幼稚園教諭免許状」を取得する必要があります。幼稚園の免許状には以下の3種類があります。

どれも名称が異なるものの「どこの学校で保育を学んだか」が表されているだけであり、就職時に差がでるわけではありません。

しかし、幼稚園によっては大学を卒業した人の方が給料が高い場合があります。反対に、即戦力として若い人材を求めている幼稚園は短大卒の保育士を優先して採用するパターンもあるようです。

幼稚園教諭一種免許状

幼稚園教諭一種免許状は、四年制大学にて「幼稚園教諭養成課程」を受ける必要があります。決められた課程を修了し、大学を卒業すると取得できます。

幼稚園教諭二種免許状

幼稚園教諭二種免許状は、短期大学や文部科学省が定める専門学校などで「幼稚園教諭養成課程」を受ける必要があります。

幼稚園教諭一種免許状と同じく所定の課程を修了したのち、卒業とともに取得が可能です。

幼稚園教諭専修免許状

幼稚園教諭専修免許状は、大学院専修課程や専攻科で学んだ人が取得できる資格です。

幼稚園教諭一種免許状または幼稚園教諭専修免許状を取得し、教育に関する勤務経験が10年以上ある場合は、幼稚園の園長先生になることが可能です。

幼稚園教諭の仕事内容

幼稚園の教育時間は、4時間とされています。幼稚園によって異なりますが、基本的に9時頃登園し、14時頃には降園します。

しかし近年、保護者の共働き事情に合わせて早朝や夕方の預かりをおこなっている幼稚園も多いようです。幼稚園教諭は、担任としてクラスを受け持ち、朝の会や主活動、自由遊びや設定保育、お弁当や給食の時間、お帰りの会といった流れに対応します。

とはいえ、幼稚園用教諭の仕事内容は、就職する幼稚園によって異なります。運動面を重視する幼稚園や、英語教育、音楽教育など、園ごとに特色があります。場合によっては、高いピアノ力や運動への指導力を求められることもあります。

幼稚園教諭と保育士の違い

幼稚園教諭と保育士は、施設の管轄から異なります。幼稚園は文部科学省が管轄し「教育」を中心としています。保育園は厚生労働省の管轄で「保育」が主な仕事となっています。

最近では「子ども園」の普及により幼稚園と保育園の統合の動きが見られますが、幼稚園教諭と保育士は資格の取得方法やねらいが異なるのため、別の仕事と考えた方が無難でしょう。

幼稚園教諭になるには?

幼稚園教諭になるには、いくつかのルートがあるため、自分に合ったルートを模索してみましょう。幼稚園教諭になるためのルートは以下の通りです。

幼稚園免許状を取得する

幼稚園教諭になるためには、まず幼稚園教諭免許状を取得する必要があります。なかには免許状がなくても働ける幼稚園もありますが、補助や雑用といった配置になるため、幼稚園教諭になりたいと考える人は免許の取得を目指しましょう。

免許状を取得するためには、幼稚園教諭養成課程が設けられている大学や大学院、短期大学や専門学校に進む必要があります。社会人になってから幼稚園教諭を目指し始めた人は、通信制の大学でも資格取得可能です。

幼稚園の採用試験を受ける

無事に決められた課程を修了して学校を卒業することができても、自動的に幼稚園教諭になれるわけではありません。幼稚園教諭免許状の取得が決まったら、幼稚園の採用試験を受験し、合格・採用される必要があります。

公立の幼稚園で働きたい場合は、各自治体がおこなう公務員試験を受験します。私立幼稚園での勤務を考えている場合は、希望する幼稚園の求人情報をチェックしてみましょう。

まとめ

今回は、幼稚園教諭になる方法や資格の違いについて解説しました。幼稚園教諭は、子どもの成長からやりがいを感じられる素敵な職業です。

保育士資格のみを取得しているという人は、保育士の実務経験3年以上と幼稚園教員資格認定試験の合格で幼稚園教諭二種免許状を取得することが可能です。

子どもと関わる仕事の幅を広げるスキルアップのためにも、検討してみてはいかがでしょうか。

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