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子どもがいけないことをしたら注意するのは当然のことです。でも、つい「どうしてできないの?わからないの?」と感情的になってしまい、イライラしながら叱ってしまった…という経験をお持ちの保育士さんも少なくないのではないでしょうか。「叱る」という行為は、子どもにとっても保育士にとっても、ネガティブな感情にさせてしまうものです。この記事では、子どもをネガティブな気持ちにさせず、保育士のイライラ軽減にも効果が期待できる「リフレーミング」という方法について解説しています。
リフレーミングとは「物事の捉え方(フレーム)や考え方に今までとは違った視点を持たせる」という心理学の技法のことを指します。例えば、子どもに「これをやって」とお願いし、それが半分だけできたとします。これを「半分しかできなかった」とネガティブな視点だけで見た場合、イライラして「どうしてできないの!」と感情的な言葉を子供にかけてしまいがちです。それが、「半分もできた」と視点をポジティブに変えてみると、子どもの行動にイライラすることはずいぶん軽減されるのがお分かりいただけると思います。もともと、リフレーミングはスクールカウンセリングや看護の現場などで、家族に対して行う心理学療法の一つでしたが、現在では子供と向き合う有効な方法の一つとして、保育の現場でも取り入れているところが多くなってきました。
子供を保育していく中で、どうしても「叱る」場面というのは出てきます。例えば、ケガやそれこそ命に関わるような危ない行動に対しては、強く注意せざるを得ないことでしょう。しかし、感情に任せた言葉で叱るというのは、子どもたちはもちろん、保育士にとっても大きなストレスになってしまいます。こういう場面の注意の仕方をリフレーミングし「ダメだよ→こうするといいよ」「早くして→落ち着いてやろうね」といったように変えてみましょう。できない事だけに着目して注意するのではなく、大人がどうしてほしいと思っているのかをポジティブな視点から的確な言葉で伝えてあげると、子どもも落ち着いて行動を正すことができてくるそうです。このように、リフレーミングには子どもも保育士もストレスをためることなく、お互いに笑顔の時間が増える効果が期待できるとされています。
リフレーミングには、人間関係を円滑にする効果があるとされています。そのため、子どもたちとの関係性だけではなく、職場の人間関係などにリフレーミングを取り入れるのもおススメです。例えば保育の仕事をしている中で、先輩からきつく注意を受けることもあるかと思います。その内容が理不尽なものであれば論外ですが、それはあなたの成長を願った上での言葉である可能性が高いと考えられます。きつい言葉に傷ついてしまうのは無理もありませんが、落ち着いて何を注意されたのかを考え、その内容に目を向けて違う角度からの視点で捉えてみれば、先輩との関係を円滑にしていくことに繋がるかもしれません。また、ストレスのかかりやすい保護者との関わり方にも、リフレーミングを取り入れていくのはとても有効です。
リフレーミングをもう少しよく理解するために、実際に起こったことを題材にして神に書き出し、リフレーミングするとどうなっていくかを試してみましょう。
以上のことを試してみることで、日常で起こった出来事に対しても、自然とリフレーミングを取り入れられる“コツ”がわかってくると思います。「厳しくるよりも褒めて伸ばす」、そんな考え方を軸にした対応は、きっと子供にも保育士さんにも良い影響をもたらしてくれることでしょう。
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