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保育士として働くなかで、乳児保育を担当することもあるでしょう。人格形成の基礎となる乳児期の保育は、大切にしたいポイントがたくさんあります。そこで今回は、乳児保育の基礎や保育のポイントを解説します。
乳児保育とは、0~2歳の乳児期の子どもを対対象とする保育です。女性の社会進出の増加に伴い、乳児期から保育園を利用する家庭が多く需要が高まっています。
なかには、生後3ヶ月から保育園に通う乳児も少なくありません。そんな乳児期の子どもを保育するためには、さまざまな配慮が必要です。ここからは、乳児保育の基本を解説します。
乳児保育は、子どもの人格形成の基礎となる0~2歳児の子どもを担当するため環境構成が非常に重要です。この時期におかれた環境が、情緒や感情の形成に大きな影響を与えます。
日中のほとんどを保育園で過ごす子ども達にとって、乳児保育の内容はとても重要であるといえるでしょう。
乳児期の子どもは、成長がめまぐるしく突発的な事故やケガのリスクが高い傾向があります。そのため、保育士はひと時も目を離せない状態が続きます。
また、乳児は言葉でのコミュニケーションが図れません。子どもの表情や泣き声から気持ちを読み取るスキルが必要となるため難しいといえるでしょう。
乳児は長い人生のなかでも、最も成長が著しい時期です。ねんね期の赤ちゃんが寝返りを打ち、うつぶせになったり腹ばいになったりする姿は、保育士の癒しにもなるでしょう。
自分でお座りしたかと思えばハイハイし、つかまり立ちしたかと思えばあっという間に歩き出します。昨日できなかったことが今日できるようになる、そんな成長を肌で感じられることが何よりのやりがいです。
乳児保育を担当する保育士は、子ども達の健やかな成長のために気を付けるポイントがいくつかあります。乳児期の関わりは、これからの情緒に大きく影響するため以下の項目に配慮しながら保育にあたりましょう。
乳児期の発達段階や成長スピードは、子どもによってさまざまです。0歳児クラスであっても、なかにはねんね期の赤ちゃんから歩き始めた子どもも混在しています。
そのため、個々の成長に合った保育を行うことが求められます。「この子の方が月齢が高いから」「まだ〇ヶ月だから」といった表面的な判断ではなく、子どもの特性をよく観察する力が求められます。
例えば、登園後の午前睡の必要性は子どもの体力や家庭環境によって異なります。また、ミルクを欲しがる時間やその量も、子どもによってまったく違うのです。集団保育のなかではありますが、なるべく子どものスケジュールに沿った保育を行えるよう心がけましょう。
乳児期は、基本的な生活習慣を身に付ける時期でもあります。食事の介助や着脱、排泄、睡眠など保育士の手助けは必要不可欠でしょう。
しかし、なんでも先回りしてお世話してしまうと、いつまでも自分の身の回りのことを習得できません。基本的な生活習慣を身につけられるよう、ときには時間をかけて見守る姿勢も大切です。
乳児保育にとって、子どもとの愛着関係はとても重要です。日中の多くの時間を保育士と共にするわけですから、子どもには安心して過ごしてほしいですよね。
そのためには、抱っこやスキンシップの時間が大切です。新年度の始まりや、入園したばかりの子どもには積極的に触れ合い遊びを取り入れて、早く愛着関係を築けるよう積極的に関わりましょう。
乳児期の子どもを育てる保護者は、さまざまな悩みを抱えています。「初めての育児で正解が分からない」「仕事との両立で子どもとの時間が確保できない」など、その悩みの深さは計り知れません。
また、子どもの発育や発達に深刻な悩みを抱えている保護者も少なくありません。安心して子どもを預けてもらえるよう、保護者に寄り添う気持ちを大切にしましょう。
今回は、乳児保育について解説しました。成長が目まぐるしい乳児保育は、保育士にとっても大変やりがいのある仕事です。まずは、0~2歳児の心や体がどのように成長していくか、その発達過程を理解することから始めましょう。
やりがいのある乳児保育ですが、コミュニケーションの取りづらさや、突発的な事故の予測が難しく悩むこともあるはずです。子どもの特性をよく観察し、それぞれに寄り添った保育を行うことでトラブルを避けたいですね。
保育士のなかには、乳児保育に魅力を感じ「乳児だけを担当したい」と考える人も少なくないでしょう。そのような場合は、小規模保育園がおすすめです。0~2歳児を対象とした保育園のため、幼児の保育を担当することがありません。「もっと乳児期の子どもと深く関わりたい」と考える保育士は、小規模保育園での勤務を考えてみてはいかがでしょうか?
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