注目される保育士の働き方「ノンコンタクトタイム」とは

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みなさんは、今保育業界で注目されている「ノンコンタクトタイム」という働き方をご存知でしょうか。実はこの働き方を導入することで、保育士の業務効率が向上し、残業や持ち帰りの仕事などの過重労働が軽減されると言われているのです!では、そんな「ノンコンタクトタイム」とはどんなものなのか、そのメリットなどをご紹介していきましょう。

保育業界注目!「ノンコンタクトタイム」とは

保育士の「ノンコンタクトタイム」とは、文字通り保育士が子供とコンタクトをとらない時間のことです。つまり、保育園の勤務時間内で子供から離れて事務作業をしたり、会議をするための時間、ということになります。保育士が保育に関わらない時間を持つということに、ちょっと違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。しかしこの「ノンコンタクトタイム」には、保育の質を向上させるメリットが多く含まれているのです。

メリット① 過重労働を軽減させることができる

保育士の仕事のデメリットとしてよく挙げられるのが、残業や持ち帰りの仕事、休日出勤などが多いという点です。これは、勤務時間全てを子供との時間にあててしまっているため、書類作成などの事務仕事や会議などが、勤務時間外でないとできなくなっていることが要因とされています。子供から離れる「ノンコンタクトタイム」を設けることで、勤務時間内に事務仕事や会議ができるようになれば、こうした過重労働も軽減させていくことが可能となります。そうして過重労働が軽減すれば、保育士のプライベートな時間も確保できるようになり、それが離職率の軽減にも役立つというもう一つのメリットにも繋がっていきます。

メリット② 職員間でのコミュニケーションが充実する

これまでのように子供から離れる時間が少ない場合、職員間でのミーティングの時間をしっかりとは取れにくいという面がありました。「ノンコンタクトタイム」をこうしたミーティングの充実に充てることで、より保育園全体で連携がとりやすくなり、職員間のコミュニケーションも深まるというメリットが得られます。

メリット③ リフレッシュして保育の質が向上する

勤務時間である8時間ずっと子供たちと関わって保育をしていくというのは、体力的にはもちろん精神的にもきつくなってしまう場面はどうしても出てきてしまいます。「ノンコンタクトタイム」で一定時間子供から離れて過ごすことで、少し辛くなってきた気持ちをリフレッシュすることが可能となります。溜まりがちになるストレスを「ノンコンタクトタイム」を活用し軽減させ、リフレッシュした気持ちで再び保育に取り組むことは、保育の質の向上にも役立ってくれます。また、児童票や保育計画といった書類の作成を「ノンコンタクトタイム」で行うことで、集中して作成することができるため、これも保育の質の向上に繋がっていきます。

導入を難しくさせているものとは?

このように「ノンコンタクトタイム」は、保育士はもちろん保育園にとってもメリットが多い働き方の方法ですが、実は一方でどんな園でも導入ができるというわけではない、難しい面も持ち合わせています。

保育士の人数が十分でない

保育園全体で「ノンコンタクトタイム」を導入した場合、誰かが「ノンコンタクトタイム」で保育から抜けている代わりに、子供たちと関わり保育を行う保育士が必要となります。実はこれが、「ノンコンタクトタイム」の導入を阻む、一番大きな壁となっているのです。例えば、もともと保育士の人数が少ない保育園などでは、こうした「ノンコンタクトタイム」を活用するために必要な保育士の交代がとても難しい、という問題が出てくるのは当然といえるでしょう。特に近年は保育士不足と言われていますので、導入したくても導入できない、という園は意外に多いかもしれません。

子供の様子がわからない

「ノンコンタクトタイム」を実施している間、担当している子供の様子がわからなくなる、というのも導入を躊躇させる要因の一つとなっているようです。ただしこの問題は、職員同士での連携やコミュニケーションをしっかりと取っていくことで、解決することができるでしょう。ほぼすべての職員が保育園全体の園児に関わっていくことになる「ノンコンタクトタイム」導入時には、「あの先生は知っていて、私は知らない」というようなことが起こらないよう、よりきめ細やかな情報共有をしていくよう、職員全員が意識してコミュニケーションを充実させていく必要があるそうです。

保育の質の向上と、保育士の働き方改善のために

保育の質といった面からも、また保育士の働き方の改善といった面からも、「ノンコンタクトタイム」はメリットの多い方法であるといえます。しかし現在の状況では、全ての保育施設ですぐにでも導入する、というのはどうやらまだ難しいようです。これからの保育業界をより良くしていくためにも、できるだけ速やかに「ノンコンタクトタイム」の普及が進んでいくと良いですね。

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