生き物とふれあおう!保育園飼育におすすめの生き物
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クラスで生き物を飼う保育園も多いのではないでしょうか。生き物とふれあう体験は、子どもにとっていい経験になります。自分で見て・自分で感じることができるからです。生き物をとおして命の大切さを知ることもできますね。今回は、元保育士が、保育園飼育におすすめの生き物や、飼育する際のコツを紹介します。
保育園飼育におすすめの生き物
保育園での飼育には、向いている生き物と向いていない生き物がいます。たとえば、毒があるような生き物や温度変化に弱い生き物などは向いていません。この章では、保育園で飼育する際に向いている生き物を紹介します。
身近な生き物・昆虫
園庭や公園など身近な場所で見つけられる生き物や昆虫は、保育園飼育におすすめです。たとえば次のような生き物が挙げられます。
- ダンゴムシ
- カブトムシ・クワガタ
- カマキリ
- あおむし
- カエル
- かたつむり
ダンゴムシやありなどの身近な生き物は、力いっぱい握ってしまうとつぶれてしまいます。子ども自身が実際にさわることで経験し、学びます。「つぶれないように、そっとさわる」など、自分が身をもって感じられる経験は、とても重要です。カブトムシやカエルなど、成長する過程で身体の形が変化する生き物の飼育もいいですね。「なんで?」「どうして?」の興味・関心は、子どもの好奇心をくすぐります。興味をもつことは、学ぶうえで重要な要素です。
- 「ダンゴムシとワラジムシはどこが違うの?」
- 「カブトムシってどうやって大人になるの?」
- 「かたつむりって、食べ物によってフンの色が変わるんだ!」
こういった疑問や発見を感じることができるのは、飼育しているからこそですね。
小型で飼いやすい生き物
昆虫が苦手な子どももいるでしょう。苦手な子どもでも飼育に参加しやすいのが、小型で飼いやすい生き物です。たとえば以下のような生き物が挙げられます。
メダカや金魚などは、直接ふれるお世話はほぼありません。水槽の水を替える・エサを撒く等、飼育も比較的かんたんなので、虫嫌いな子どもも参加しやすいでしょう。なかには、うさぎなどのかわいらしい小動物を飼育する園もあります。少し珍しいケースですが、動物とのふれあいに力を入れている保育園で、ヤギを飼育している園もあります。
保育園飼育に向かない生き物
保育園飼育に向かない生き物には、ヘビなどの「毒をもつ生き物」や「住んでいる環境が異なる生き物」などが入ります。たとえば海辺にいる小さなカニ。かわいらしい見た目ですが、彼らの好む環境と保育園で飼育をおこなう環境とでは、室温や水の質などが違いますね。長く観察することができないので、保育園飼育に向いているとはいえません。保育園飼育をおこなう際には、1か月間など、ある程度長く観察できる生き物を選ぶといいですね。
保育園で飼育をする際のコツ
クラスで生き物を飼う際に最も重要なことは、子どもたちの興味・関心を広げられるようにすることです。
図鑑を用意しておく
図鑑を用意しておきましょう。カブトムシを飼育しているなら、カブトムシの図鑑を。金魚を飼うのなら金魚が載っている図鑑を。飼育本もいいですね。子どもたちが不思議に思ったとや感じたことを図鑑で調べることができるからです。保育士がなんでも代わりに答えてしまうのは、よくありません。自分で感じて・自分で調べることが学びにつながります。子ども自身が感じたこと・経験したことは価値になるので広げてあげましょう。
環境を整える
環境を整えることも重要です。たとえば成虫のカブトムシ・クワガタを飼育するなら、土(マット)ではなく、落ち葉や木の枝、エサが必要になります。幼虫なら、落ち葉やエサは必要なく、マットを深めに入れます。このように、飼育する生き物が住みやすい環境を整えなければ、長生きすることができません。劣悪な環境にしてしまっては、せっかくの飼育体験の意味が半減してしまうので、飼育環境はしっかり整えましょう。
マイナスな表現を抑える
無意識に「気持ち悪い」「グロい」などマイナスな言葉を発していませんか?子どもは保育士が発する言葉や態度をよく見ています。そして影響されます。自分が大好きな保育士が昆虫を「気持ち悪い」「汚い」といっていたら、自分も影響されて、その昆虫に対して「気持ち悪い」と感じてしまうのです。これは子ども自身が感じた思いではありませんよね。子ども自身がどう感じるかが大事なので、保育士自身が虫が苦手でも子どもの前では抑え、虫に抵抗のない保育士に手伝ってもらうなど、工夫しましょう。
まとめ
生き物とのふれあいは、命の大切さや尊さを知るいい機会です。とはいえ、身近な生き物のなかにも「毒毛虫」など、子どもに害のある生物は存在しているので、手あたり次第さわらせるのは要注意です。危険そうなものにはさわらせないように気をつけましょう。飼育をおこなう際は、図鑑を用意し、生き物の環境を整えてあげましょう。飼育をとおして思い出に残る活動ができるといいですね。