自閉症の子供に適した保育士の接し方とは

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自閉症スペクトラム(ASD)は、発達障害の一つです。コミュニケーションが苦手でこだわりが強いなど多様な問題を抱える子供に対し、どう接してあげたらよいのか悩んでしまう保育士の方も多いかと思います。そこでここでは、自閉症スペクトラムとはどんな特徴のある発達障害なのか、また、保育士としてどんな接し方をすれよいかについてご紹介します。

自閉症スペクトラム(ASD)とはどんな発達障害なのか

発達障害の一つである「自閉症スペクトラム」の「スペクトラム」とは、英語で「連続体・連続しているもの」を意味します。もともとは現れる特徴の強さによって「自閉症」「アスペルガー症候群」などに分類されていましたが、研究が進んでいくうちに一つの障害として捉えたほうが良いという見解が増え、連続した特徴を持つという意味で「自閉症スペクトラム(ASD)」と診断されるようになったそうです。

自閉症スペクトラムの子供に見られる特徴

自閉症スペクトラムの子供に見られる特徴は、大きく3つのタイプに分けることができます。

・コミュニケーションをとることが苦手

・特定のものや方法に強いこだわりを持つ

・人の気持ちを推し量れない

ただし、特徴の現れ方は子供によって様々で、症状の強さにおいても個人差があります。比較的軽度な症状である場合、周囲からは「マイペース」「恥ずかしがり屋」などと思われ、発達障害であることを見過ごされてしまうことも少なくありません。また、こだわりが強い子が多く、環境の変化に対応できない特徴を持っていると、「いつもと違う」ことに強い不安に襲われ、パニックを起こしてしまうケースも多くみられます。

自閉症の子供に対する保育士の接し方

発達障害である自閉症スペクトラムの子供は、先天性の脳の特性によってそのような症状が現れています。ですので、その症状を無理に正そうとするのではなく、一人一人の症状に合った対応をしてあげるのが、ベストな接し方と言えます。ただそうはいっても、現実には上手くいかない場合もあるでしょう。そこで、自閉症スペクトラムの子供との接し方で、保育士が気を付けたい点をご紹介していきましょう。

無理に集団の中に入れようとしない

自閉症の子供は人と接することが苦手です。そのため、いきなり知らない子供が多くいる中に入れてしまうと、パニックを起こしてしまう可能性があります。まずは保育園に慣れてもらうために、静かな場所で保育士と一対一で過ごすようにし、徐々にお友達のいる空間に移動してあげるようにしましょう。それでもやはり、集団の中にいることは自閉症の子供にとって、ストレスになってしまいます。教室の中でも安心して一人の時間が過ごせる「自分の場所」を作ってあげ、無理の集団の中に入れないようにして見守っていきましょう。

子供への指示は「簡単」「具体的」が基本

自閉症の子供は空気を読むことが苦手なため、「ちょっと」「ちゃんと」「あんなこと」「そんなこと」といった曖昧な表現は、あまり良く理解できません。ですので、自閉症の子供に何か指示を出したい時は、「おもちゃは箱に入れます」「10数えるまで椅子に座ります」など、簡単で短い、かつ具体的な言葉で伝えるようにしましょう。

絵やカードなど視覚的な伝え方をする

自閉症の子供とのコミュニケーションでは、言葉でのやり取りが上手くいかない場合もあります。そんな時は、絵やカードを利用して視覚的に情報を伝えてあげるようにすると、上手く理解してもらえるようです。例えば、絵を描いている子供のイラストを見せながら「次はお絵かきの時間だよ」と伝えてあげると、よりスムーズに情報を受け取ってもらえます。ただしこの時、身体に触れたりすると逆にそちらに意識が行ってしまい、せっかくの視覚からの情報も伝わりずらくなります。

予定表カードなどを作ってスケジュールを先に伝える

自閉症の子供は、環境の変化や予測のつかないことに大きな不安を覚えやすく、それでパニックや癇癪を起してしまいます。そのため、あらかじめ今日の一日の予定がわかるように、「予定表カード」を作って朝登園時にスケジュールを教えてあげると良いでしょう。字が読めない年齢の子であれば、イラストでお絵描きや外遊びの時間を理解してもらうようにします。遠足や運動会などといった行事で、いつもと違うスケジュールになる時は、前日に伝えてあげるようにすると、「いつもと違う」ことへの不安が少しでも軽減されます。また雨や保育士の休みなど突然の変更も、予定表で変更があったことをわかりやすくしておくと、子供が混乱してしまうのを避けることが可能とされています。

保育士のポジティブな接し方が子供にも保護者にも大切になる

感覚が鋭い自閉症の子供に、「ダメ!」というような否定的な接し方をしてしまうと、かえってパニックにつながってしまい、保育園自体を嫌なところとして認識させてしまいかねません。保育園を楽しいところ、と思ってもらうためには、園の保育士全員が明るくポジティブに接してあげることが、一番大切な方法といえるでしょう。また保護者の方も、子供のことでナーバスになっていますので、保育士のポジティブな言動に助けられることもあると思います。

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