保育中に地震が起きたら!心構えと対応方法

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多くの保育園では月に1度避難訓練がおこなわれています。災害が起きないに越したことはありませんが、いつ・どんな状況で起こるのかは予測できません。 避難訓練をしていても、「実際に起きたとき、対応できるのかな?」と不安に思うこともありますよね。今回は、保育中に地震が起きたときの心構えと対応方法を紹介します。

防災のイメージ

保育士の心構え

地震が起きたときに保育士が心がけることは以下の3つです。

  • 慌てない
  • 子どもを落ち着かせる
  • 情報を集める

保育士もパニックになる気持ちもわかりますが、保育士が落ち着きなくソワソワしていると、子どもたちも不安になってしまいます。重要な情報を聞き逃してしまう可能性もあります。そんなときこそ焦らず、一呼吸おいてから次の行動へと移りましょう。「震源地からの距離」や「津波の心配はあるのか」といった情報を集めることも大切です。情報を整理し、避難先が決まったら子どもたちにも「どんな状況か」「これからどうするのか」を説明します。子どもにも伝えることで、子ども自身も次の行動が見通せるので、落ち着いて行動に移せるでしょう。

地震の際の対策

「いつ・どこで起きるのか」地震は予測不能なため、部屋以外にいるケースも考えられます。園庭にいる場合や、散歩中、給食を食べている途中なども想定されます。室内と屋外では対策も変わってくるので、状況ごとの対処法を把握しておきましょう。

    【室内の対策】
  • 窓や玄関を開ける
  • 子どもを机の下・マットの下に誘導
  • 揺れがおさまったあと、落下物の少ない場所へ集める
  • トイレにいる子どもを連れてくる
    【屋外の対策】
  • 遊具に乗っている子どもを下ろす
  • 落下物が少ない1か所に子どもを集める
  • 散歩中の場合は園に電話を入れ、すぐに戻るのではなく、余震が落ち着いてから帰る

避難訓練の大切さ

災害はいつどんな状況で起きるのか予測できないので、日頃から避難訓練で備えておくことがとても大切です。万が一、災害が起きたときの行動のスムーズさは、避難訓練にかかっているといっても過言ではありません。「めんどくさい」「義務だから仕方がない」と考えず、真剣に取り組みましょう。あらかじめ様々な状況を想定し、確認しておくことで、「もしも」の際に役立ちます。

また、子どもたちにも防災について知ってもらうことも大切です。いくら保育士が「避難訓練は大事だからね」といっても、子どもが実感するのは難しいものです。避難訓練の日や防災の日には、絵本や紙芝居などを通して、災害の怖さや命の大切さを伝えていきましょう。

地震の際に保育士がとるべき対応

地震の際に保育士がとるべき対応は次の5つです。

  • 人数確認
  • 周囲への安全
  • 保育者の連携
  • 事故や怪我を確認
  • 子どもの心のケア

人数確認

子どもの人数を確認しましょう。目で確認するだけでは見落としてしまう可能性があるので、点呼をとるのが大事です。地震はいつ起きるのかわかりません。子どもがトイレなどに取り残されている可能性もあるので、人数が合わない際は、ほかの保育士と連携をとりながら探しましょう。

周囲への安全

近くにガラスの破片は散らばっていないか、倒れそうな物はないか、地面は割れていないかなど、周囲への安全を確認しましょう。地震のあとに火災や津波が起きる「二次災害」の可能性もあるので、こうした可能性も考慮しながら避難経路を確認します。

保育者の連携

保育者同士で現状を報告することも重要です。地震発生後は、揺れがおさまり避難指示を待って行動しますが、指示をだす担当者も全体を把握できていない場合も考えられます。保育者同士で連絡をとりあい、保護者の緊急連絡先が記載してあるファイルや緊急避難リュックを持って避難しましょう。

事故や怪我の確認

子ども・保育者ともに怪我がないかチェックしましょう。出血や切り傷、打撲などが見られる場合は応急処置が必要です。また、園外では車の事故などが起きている可能性も考えられます。園内だけでなく外の状況も確認し、情報を集めましょう。

子どもの心のケア

突然の地震にパニックになる子どももいます。不安から泣き出してしまう子どもも少なくありません。「大丈夫だよ」「泣かないで」と声をかけるだけでなく、手をつないだり抱きしめたりとスキンシップを図り、子どもを安心させましょう。

まとめ

保育中に地震が起きた際の対応について紹介しました。保育士も人間なので、不安やパニックに襲われそうになる場合もあるでしょう。しかし大人が不安な態度をあらわにすることで、子どもの不安をあおってしまうことになりかねません。子どもが落ち着いてスムーズに避難できるようにするためにも、まずは保育士が落ち着いて行動することを心がけ、子どもたちを安心させることが大切です。いざというときにスムーズに動けるかどうかは、日頃の避難訓練への取り組み方で大きく変わってきます。もし地震が起きてしまったら…子どもたちの命を守れるのは、同じ現場にいる保育士しかいないのです。避難訓練の大切さを把握し、もしものときに備えておきましょう。

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