保育士のいじめ問題の種類と対処法!我慢せず転職しよう!
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「職場で無視されている」「つらくて仕方がない」と感じていませんか?保育士の退職理由の多くは人間関係の悩みからきています。具体的な理由はさまざまですが、職場のいじめが原因で退職している人がいることも確かです。いじめで心身を疲弊しているなら、転職を検討しましょう。今回は、保育士のいじめ問題について、現場で起きているいじめの種類や対処法を紹介します。
保育士の現場で起きるいじめの種類
男性保育士が増えたとはいえ、まだまだ女性が多い保育士の世界。「女性ならでは」の独特の雰囲気や気遣いがあります。仕事をミスしてしまった、行事の日に熱をだして休んでしまったなど、きっかけはささいなことでも、男性に比べて根に持ちやすい女性は多いもの。手のひらを返したように冷たくなり、いじめの対象となってしまうことは珍しくありません。保育現場で見られるいじめの例を挙げてみましょう。
新人いじめ
新人いじめで悩む人は少なくありません。入ったばかりのころは、わからないことも多く、ミスをしてしまうのも自然なことです。しかし「要領がわるい」といわれたり、質問をしても「見て覚えて」「今まで先輩はみんなそうしてきたんだから」とやり方を教えてもらえなかったりする場合もあります。
また、若さが関係していることも。若くて優しい保育士は、子どもたちも雰囲気で感じ取り、近寄っていきます。それが先輩保育士の逆鱗にふれ「若いからって」「つまらない保育」と、冷たくされたり嫌味をいわれたりするケースも少なくありません。
ターゲットにされる
保育園の「リーダー的存在の人や主任保育士からターゲットにされている」と疲弊する人も、あとを断ちません。なんとなく相性が合わない人は誰にでもいるものですが、相手が立場のある人の場合とくに顕著に表れます。他の保育士も同じことをしているのに、自分だけ注意される・何度もやり直しをさせられるなど、本来は恥ずべき行為ですが、保育園という閉じられた園のなかでは、見て見ぬふりをされることも少なくありません。
無視される
質問をしても無視される、「知らない」・「他の人に聞いて」といわれる、会議の内容やスケジュールを自分だけ教えてもらえない、などのいじめも見られます。なかには、同期を頼っても教えてもらえないケースも。保育はひとりで行えるものではありません。保育士同士の連携が必要不可欠なのです。「もう無理…」と感じて退職を決意する人もいます。
陰口・悪口を言われる
女性は男性に比べ、陰口が多い傾向にあります。本人と直接話しているときは、嫌な顔ひとつせず話すけれど、違う人と話すと「さっきあの人、〇〇って言ってたんだよー。ありえないよね」と裏で文句をいう人は多数います。
大規模な保育園ではとくに起きやすく「派閥」となることも。どのチームにも属さず、中立の立場でいようとすると、ターゲットにされたり、悪口の対象となってしまうので一緒になって愚痴ることとなり、いわれた人は心身を疲弊してしまいます。
責任を押しつけられる
責任を押しつけられることもあります。たとえば、クラス担任3人で子どもの園庭あそびを見ていたなか、子どもが遊具から落ちてしまった場合、責任は保育士3人ともにあるのが本来の姿です。しかし、1番近くにいた保育士や1番若い保育士が責任をなすりつけられることがあります。保育園での経験年数が多いお局や主任保育士に押しつけられると、自分では太刀打ちできずに、病んでしまう人もいますね。
いじめから抜け出すための対処法
いじめは、体調を崩してまで耐えるものではありません。「甘え」や「石の上にも三年。とも聞くし我慢しよう」という問題でもありません。
対処法を紹介します。
信頼できる人に相談する
信頼できる人に状況を相談しましょう。保育園の同期でも構いませんが、まったく知らない人でも問題ありません。重要なのは「自分が信じられる人に相談すること」です。1人で抱えて悩まず、打ち明けて相談しましょう。話して気持ちがスッキリし、また頑張ろうと思えるのなら続けるのもいいですが、辞めたい思いが強くなるなら、辞めた方がいいです。信頼できる人に相談することで自分の気持ちが整理されて、見えてくるものがあるのではないでしょうか。
転職する
保育園は多数存在しています。転職を検討しましょう。大規模保育園や小規模保育園、ベビーシッターなど、働き方もさまざまです。今よりいい環境の保育園は必ずあるはずなので、疲弊しながら耐えるのではなく、見切りをつけて転職先を探すのが得策。転職に不安がある場合は、転職エージェント(紹介会社)に相談するのもありです。キャリアアドバイザーのカウンセリングも受けられ、自分に合った保育園を一緒に探してもらえますよ。
まとめ
民間保育園は転勤などもなく、お局や主任保育士が力を持ちやすいです。そのため相性がよくない人が、いじめの対象になってしまうことも多いのが現状といえます。本来あってはならない行為なのですが、保育士不足から見逃している園も少なくありません。1番重要なのは、自分が心身ともに健康でいること。いじめで心を痛めているのなら、休養をとり転職しましょう。