保育士が保護者に嫌われる原因！信頼関係を築くための5つの方法

「なんだかあの保護者に避けられているような…」「もしかして私嫌われている？」と、感じたことはありませんか？本来、保育士と保護者は「子どもを一緒に育てる仲間」として、信頼関係を築いておかなければなりません。

しかし「人と人」ですから、うまくいかないこともありますよね。そこで今回は、保育士が保護者に嫌われる原因と、信頼関係を築くためのポイントをご紹介します！

保育士が保護者に嫌われる原因って？

保育士が保護者に嫌われる原因は、以下のようにさまざまな理由が考えられます。些細なすれ違いが原因という場合もあるので、悩みすぎないようにしましょう！

ただ新人というだけ

保護者のなかには「新人保育士」というだけで嫌う人もいるようです。大切な我が子を預けるのに「経験のない保育士なんて信用できない」といった気持ちからでしょう。

先輩保育士とは仲良さそうに話をするのに、自分とは目も合わせてくれないといった経験をした保育士も少なくないのではないでしょうか？

元気がなく挨拶もないから

保育士が全員ハイテンションかといったらそうではありません。声が小さな保育士も、おっとりした性格の保育士もいます。

しかし、保護者のなかには「保育士は元気な挨拶をして当たり前」と考える人も少なくないようです。そのため、挨拶や覇気のない対応から「この先生嫌い」と思われるケースもあります。

子どもが先生を嫌っているから

保護者は、保育園の話を子どもから聞きますよね。そこで子どもから「いつも先生は怒っている」と聞かされることがあれば、不信感を抱く保護者がいても無理はないでしょう。

大切な我が子が苦手意識を持っている保育士は、保護者にとっても苦手な存在になってしまいます。

トラブルの対応方法に納得がいかない

保育園でなにかトラブルがあったとき、対応する保育士によってその方法はさまざまです。とくにケガがあった場合は、真摯な対応が求められますよね。そこでの対応が不十分であった場合は、保護者が不満を抱くきっかけになってしまいます。

保護者の気持ちに寄り添った対応が必要です。

態度が大きいから苦手

仲良くなりたいからといってベテラン保育士のように馴れ馴れしい話し方をしていませんか？保護者によっては、その態度の大きさに不満を感じる場合もあります。

例えば離乳食の進みが悪いときに「お母さん、ちゃんと家でも食べさせてよ」なんて言えば、嫌われるのも無理はないですよね。節度を持った対応が必要です。

信頼関係を築くための5つの方法

保育士が保護者に嫌われる原因はさまざまです。しかし、保護者との関係構築ができていなければ、安心して保育できません。

子どもの成長を見守るには、保育士と保護者との連携が必須ですからね。良好な人間関係を築くためには、以下のようなポイントに注意して対応してみましょう。

挨拶や笑顔は大袈裟に

挨拶や笑顔は、基本中の基本です。保護者からの反応がなかったとしても常に心掛けましょう。気持ちのいい挨拶や笑顔が癖づくと、子どもからも親しまれます。子どもからの信頼が厚ければ、のちに保護者の耳にも届きますよ！

どんな些細なことでもトラブルは報告する

保育園で起きたトラブルは、どんなに小さなことでも報告する癖をつけましょう。「そんな話聞いてないけど…」という状況が続くと、保護者のなかにモヤモヤがたまってしまいます。

また、トラブルを後から知ることになれば、今まで築いた信頼関係が崩れてしまう可能性もあります。トラブルへの対応には十分注意しましょう。

子どものエピソードを話す

保護者は「大切な我が子をよく見てくれている保育士」が大好きです。とくに、保育園で見られた可愛いエピソードや、成長したポイントを知らせてもらえると嬉しく感じるようです。

なんでも話ができる関係になるためには、子どもをよく観察して「今日はこんなことがありましたよ！」と、積極的に報告できるよう心掛けましょう！

言葉遣いには気を付ける

保護者は、大切な子どものことを侮辱するような発言や、子育てを批判するような意見にはとても敏感です。例えば、活発な姿を「いつもうるさくて」と表現されると否定されている気分になりますよね。

保護者と話をするときは、言葉遣いに十分注意しましょう。

自分のクラス以外の保護者とも関わる

保育士のなかには、人の顔や名前を覚えるのが苦手な人も少なくないでしょう。しかし、自分のクラスの保護者ではないからといって、知らん顔していては評判が下がってしまいます。

もしかしたら、今後その保護者と関わるクラスを担当することがあるかもしれません。自分のクラス以外の子ども達ともまんべんなく接し、少しずつ関係を積み上げていきましょう。

まとめ

今回は、保育士が保護者に嫌われる理由について解説しました。今まで関係ができていた保護者でも、ある日突然態度が変わることもあります。人と人との関わりなので、難しいですよね…。

しかし、ほとんどは日頃のコミュニケーション不足から発展するケースです。日々の送迎時に、保護者と話をする時間を大切にしましょう。