保育士の通勤時間はどのくらい？

「通勤距離が長いと、残業が多い時に通うのが大変そう」、「通勤距離が短いと、保護者と鉢合わせしそうで嫌」、と近い職場・遠い職場のどちらに転職するか困っていませんか。どちらも一長一短なので、通勤距離は短いほうが良いのか、長いほうが良いのか悩みますよね。

ここでは、保育士の平均的な通勤時間と、通勤距離が短い保育園・通勤距離が長い保育園のメリットとデメリットについて解説していきます。

保育士の通勤時間どのくらいが一般的？

保育士の通勤時間として、多いのは30分から1時間前後です。電車や自家用車で通っている人は、通勤時間が長めの傾向にあります。対して、徒歩や自転車で通っている人は、5〜30分以内の通勤時間のケースが多いようです。

正社員かパートかでも通勤時間は異なる？

保育士の通勤時間は、正社員かパートかによっても大きく異なります。正社員は通勤時間に対して許容範囲が広く、30分から1時間前後でも問題ないと捉える人が多い傾向にあります。反対に、パートの場合は、短時間勤務の利点を活かせるように、5〜30分以内の近場の職場に勤める人が多いようです。

通勤距離が短い保育園で働く
メリット・デメリットとは？

ここからは、通勤距離が短い保育園で働くメリットとデメリットを紹介していきます。通勤距離をできるだけ短くしたいと考えている人は、下記のポイントを踏まえて検討してみてくださいね。

通勤時間短いと
こんなメリットがある！

通勤時間が短いとすぐに帰宅できるため、持ち帰り仕事を早く片付けられます。また、朝も早く出る必要がない分、家事や育児をしてから働きに出られるメリットがあります。プライベートと仕事の両立を望むなら、通勤時間が短いほうが良いでしょう。

通勤距離が短いほど、精神的・肉体的な疲労は少なくて済みます。電車の乗り継ぎも必要なく、通勤時間をもったいないと感じることもありません。気を張ったままの状態を維持しなくて済むので、人混みが苦手な人は通勤距離が短い保育園をおすすめします。

通勤時間が短いと
こんなデメリットも…

通勤時間が短いと、保育園に通っている保護者と生活圏が被ってしまうデメリットがあります。スーパーで買い物中に保護者とバッタリ遭遇してしまったり、デート中に鉢合わせしまったり、と気まずいシーンも多々あるでしょう。

また、通勤距離が短いことで、緊急時に駆り出されるリスクもあります。公共交通機関がストップした時に、通勤距離が長い人の代わりに、出勤をお願いされるケースもゼロではありません。急な出勤や残業をお願いされやすいので、多少通勤時間がかかっても職場での滞在時間を最小限にしたいと考えている人には不向きでしょう。

通勤距離が長い保育園で働く
メリット・デメリットとは？

以下に、通勤距離が長い保育園で働くメリットと、デメリットを併せて紹介していきます。通勤距離が短すぎてもちょっと…、と自宅から離れた保育園を探している人は下記を参考にして選んでみてくださいね。

通勤時間が長いと
こんなメリットがある！

通勤時間が長いと、保育園に通う子ども達の生活圏外なので、人目を気にせずに生活できます。若いうちは彼氏とのデートを気兼ねなく楽しみたい、と考えている人はあえて通勤時間がかかるエリアから通っている人も。プライベートと仕事をハッキリ分けたい人は、通勤距離が長めの保育園を探すと良いでしょう。

また、通勤時間が長いと、緊急時に駆り出されるケースが少ないというメリットがあります。出勤までに時間がかかるため、どうしても近場に住む保育士のほうが対応をお願いされやすいのです。

通勤時間が長いと
こんなデメリットも…

通勤距離が長いと公共交通機関を使ったり、自家用車を運転したり、と家に着くまで気が休まりません。残業が続くと体力的に限界だと感じてしまう恐れもあります。悪天候で公共交通機関がストップすると、最悪の場合は移動手段がなくなることも。台風や地震などが起こった緊急時には、余計な出費がかかるケースも珍しくありません。

また、通勤距離が長いと早めに出勤しなければならないので、負担が大きくなりがちです。特に、子どもを別の保育園に預けてから出勤している場合、早番・日勤・遅番に限らず早めに家を出ないといけないでしょう。

子どもがいる人・プライベートの時間を確保したい人は
通勤距離が短い職場を選ぼう！

通勤距離が短い保育園は、子ども達と生活圏が一緒になって気まずい思いをするというデメリットがある一方で、負担が少ないというメリットもあります。若いうちはプライベートを分けたいと考える人も多いですが、大抵は暮らすうちに慣れてしまうようです。

特に、普段の買い物をネットで済ませる人は、不便に感じることが少ない傾向にあります。プライベートを充実させたいなら、通うのが大変な遠い職場よりも、近場の職場を選ぶのが良いでしょう。