【保育学生必見】保育ボランティアのメリットと注意点

「保育士の仕事に興味がある」「就職する前に知りたい」と考える保育学生さんも多いのではないでしょうか。保育ボランティアをすることで、保育士の仕事や子どもとのかかわり方などを体験することができます。さまざまな施設で受け入れられているので、施設の特徴を知るよい機会にもなるでしょう。今回は、保育ボランティアのメリットや注意点を紹介します。

保育ボランティアのメリット

保育ボランティアで得られるメリットは、次のとおりです。

• 資格がなくても保育経験ができる
• 実践的な経験を身につけられる
• 社会勉強になる

資格がなくても保育経験ができる

保育ボランティアは、保育士や幼稚園教諭の免許がなくても保育をおこなえます。またボランティアは「実習」と違う点も大きなメリットでしょう。実習の際は、指導案や日誌などの書類も多数書かなければならず大変ですが、ボランティアの場合、指導案の記入は不要。書類を書かなくてもいいのは、かなり心身の負担が軽いのではないでしょうか。じっくり子どもと向き合えますし、現場の保育が勉強できます。

実践的な経験を身につけられる

実践的な経験を身につけられる点もメリットですね。小さい子どもとのかかわり方や食事の配膳・午睡の準備など、保育士がしている仕事を身近で体験することができます。現場の保育を肌で感じることができると、就職したあともスムーズに動くことが可能です。「どうしたらいいですか？」と聞かなくても動けるようになるので先輩保育士からも頼られやすくなります。「経験者」として即戦力になれるでしょう。

社会勉強になる

保育ボランティアに参加することで、社会勉強にもなります。なぜなら、異なる種類の施設の保育ボランティア体験ができるからです。

【施設の例】
• 保育園
• 幼稚園
• 認定こども園
• 学童保育

保育園といっても、大規模保育園から小規模保育園まであり、方針もさまざまです。複数の施設でボランティアをすることで、「〇〇保育園はこうだったけど、違うやり方もあるんだ」と新しい発見ができます。保育園ではなく、障がいをもった子どもが通う施設で働きたい・学童の子どもを見たい、と自分の方向性を知るきっかけにもなり、就職活動の参考になるでしょう。

保育ボランティアに参加する際の注意点

メリットの多い保育ボランティアですが、注意点もあるので紹介します。

• 身だしなみを整える
• 施設のルールを守る
• 子どもの安全を優先する

身だしなみを整える

身だしなみには気をつけましょう。保育園には若い保育士からベテラン保育士まで、幅広い年代の人が働いています。なかには「今流行のファッション」を快く思わない人もいます。指先が隠れるほど袖の長い服や短パン、露出の多い服は避け、シンプルで動きやすい服装を心がけましょう。また爪の長さもチェック。爪が長いと、子どもの顔を傷つけてしまう可能性があるので短く切りましょう。ピアスは外してくださいね。

施設のルールを守る

施設で決められているルールは守りましょう。たとえば、フード付きの服装。フードのついている服は、首がしまってしまう危険性があるので禁止にする園が増えています。またデニムを禁止する園やジャージ禁止の園、エプロンをつけない園など、施設の方針によって独自のルールが決められているので確認しておきましょう。

子どもの安全を優先する

保育ボランティアは実習ではないため、堅苦しく考えなくてもいいですが、遊びにきているわけでもありません。子どもと対等に遊びすぎて自分が怪我をしたり、子どもに怪我をさせてしまっては大変です。保育をおこなううえで重要なのは、子どもの安全。散歩時などはとくに、子どもが飛び出したり用水に落ちてしまったりしないよう周りの安全に気を配りましょう。

保育ボランティア募集施設の探し方

「保育ボランティアしてみたいけど、どこで探せばいいの？」と思う人もいるかもしれませんね。保育学生さんの場合、学校で募集がかけられているケースがあります。そのほか以下のような方法もあります。

• 保育ボランティアを紹介しているサイトを利用する
• 実習先の保育園に問い合わせる
• 卒園した保育園に問い合わせる
• 自治体のホームページを調べる

すべての施設で保育ボランティアを募集しているわけではありません。そのため、行きたい施設がある場合は電話で問い合わせてみるのがいいです。電話に抵抗がある人はホームページなどで調べてみましょう。ネット検索で情報が手に入ることも多いので、気になる募集先が見つかるかもしれません。

まとめ

保育ボランティアで得られるメリットは大きいです。最初は緊張し、勇気がいるかもしれませんが、1回してしまえば自信にもつながります。今後の自分の就職活動の幅が広がる可能性もありますね。保育士から見ると、保育の実践経験がある人とない人とでは一目瞭然。採用率が上がる可能性も秘めています。興味がある人は、この機会に一歩踏み出してみましょう。